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(最終更新日:2024年4月9日)

Webシステム開発における費用見積もりは、プロジェクトを成功に導く上で欠かせない重要なプロセスです。しかし、プロジェクトの特性や目的が多様であるため、一般的な見積もり方法では不十分な場合が多くあります。本記事では、プロジェクトの具体的な要件に応じた、より精度の高い開発費用の見積もりを取るコツを解説します。

開発費用の相場や見積書の項目の見方、見積もり精度を高くするために準備しておきたいポイントをご紹介。「Webシステム開発の見積もりを依頼する前に知っておきたい情報」を盛り込んだ記事となっております。この記事がお役に立ちましたら幸いです。

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Webシステム開発費用の相場は?

Webシステムを開発する際、事業主やプロジェクトマネージャーが最初に直面するのは「費用」の問題です。しかし、開発費用はプロジェクトの要件によって大きく変わるため、一概にいくらかかるかを答えることは難しいです。この記事では、Webシステム開発費用の相場感について解説します。

小規模プロジェクトの場合

小規模なWebシステムやウェブサイトの開発では、基本的な機能に限定することで、コストを抑えることができます。これには、シンプルなコンテンツ管理システム(CMS)の導入や、ユーザー登録、基本的なフォームの処理などが含まれます。このようなプロジェクトでは、費用は数百万円程度から始まることが一般的です。

中規模から大規模プロジェクトの場合

中規模から大規模なプロジェクトでは、カスタムデザイン、高度なユーザーインタラクション、複雑なデータ処理、API統合、セキュリティ対策などの要素が加わり、開発費用は数千万円以上になることがよくあります。特に、Eコマースシステムや企業内業務システムなど、特定のニーズを満たすために複雑な機能や高度なセキュリティが必要な場合、さらに費用が上乗せされることもあります。

開発後のランニングコスト

忘れがちですが、システム開発には開発費用だけではなく、システムを動かすためのランニングコストがかかります。サーバー費用や保守費用、ドメイン費用などがこれにあたります。

月額にすると数万〜数十万程度になることが多い傾向にありますが、こちらも開発費用同様、システムの規模や構成によって大きく変動します。構成によっては数百万円になることもあります。開発費用よりは高くありませんが、システムを運用するあいだ長期にわたって必要なコストのため、しっかり理解しておく必要があります。

ランニングコストについて、詳しくは以下の記事で解説しています。


Webシステムの開発費用はプロジェクトの規模、複雑さ、使用する技術、開発チームの地域や経験によって大きく変わります。正確な見積もりを得るには、具体的な要件を明確にして、複数の開発会社に見積もりを依頼することが重要です。また、開発初期に要件をしっかりと固め、余分な開発コストを削減するための計画を立てることも、コスト管理には欠かせません。

アクシアの開発費用目安

ここでは、弊社のWebシステム開発費用の目安を紹介します。前提として、弊社で提供している各種サービスは、お客様ごとのニーズに合わせてきめ細かにオーダーメイドでシステム構築するスタイルです。そのため、開発費用は規模や工数によって大きく変動します。ご紹介する料金はあくまでも目安であり、実際の料金は詳しくお話を伺った上で算出しています。

一例として、業務システムを新規構築する場合の弊社の初期開発費用の目安は以下のようになります。

小規模:100万円〜200万円程度
中規模:200万円〜600万円程度
大規模:600万円〜2000万円程度

また、Webシステム開発には開発費用だけではなく、ランニングコストがかかります。ランニングコストは、保守費用として月額10万円〜40万円程度、サーバー費用として月額数千円〜10万円超が目安です。これらも開発費用同様に、システムの規模に応じて価格が変動します。

追加開発を行う場合は、追加開発費用がかかります。その他の料金の目安・情報につきましては、料金ページにてご案内しております。

また、開発実績をまとめた資料をご用意しています。実際に他のお客様が作られたシステムの規模感、費用感がわかる資料となっていますので、システム開発の検討をする際にぜひお役立てください。

資料請求はこちらから>>

見積書の見方

見積もりの費用項目の代表的なものは、以下のようになります。

  • 要件定義費用
  • UIデザイン費用
  • 進行管理費用
  • 設計費用
  • 開発費用
  • 導入費用
  • 導入支援費用
  • 購入費用
  • 旅費・交通費用
  • 保守費用
  • 運用費用
  • 定額開発費用

早見表にまとめました。

項目名解説
要件定義費用小規模なシステムの場合、営業での見積もり〜受注までに要件定義が完了していることが多いです。規模が大きくなると要件定義〜基本設計(外部設計)までを対象に契約を行うことがあります。この場合、詳細設計(内部設計)以降はまだ見積もりできないため、要件定義と基本設計が完了するタイミングに合わせて見積もりを作成します。
UIデザイン費用画面の見栄え、項目の配置をデザインするために必要な項目です。華美なものが必要ないケースもあるため、どのレベルのものを期待しているのか、他のシステムの事例などで確認しておくとズレが発生しづらいです。
進行管理費用ディレクション費用とも呼ばれます。プロジェクトが進行してから完了するまでの間、顧客側と制作側の間に立ちプロジェクトをを管理していくための費用です。受注会社によっては、進行管理費用をデザイン費などの他の機能の費用に含めて見積もりを作成する場合があります。
設計費用基本設計や詳細設計、プログラミング設計など設計業務にかかる費用です。
開発費用機能ごとに「設計」「開発」「テスト」の工数を見積もります。機能の規模(データ項目数や処理の複雑度)に応じて重みづけを検討し、工数を算出します。
導入費用データ移行やサーバ移行、ドメインの移行などの作業が必要な場合、その対応工数を見積もります。
導入支援費用システムをスムーズに利用できるようにマニュアル作成やレクチャーが必要な場合、その対応工数を見積もります。
購入費用システムを稼働させるために、別途ソフトウェアライセンスまたはハードウェアの購入が必要な場合の見積もり項目です。一般的には、受注側が仕入れを行って販売代理店となっているケースが多いようです。アクシアでは購入をサポートし、実際の購入手続きは顧客にて実施いただくケースが多いです。
旅費・交通費用まれに発生します。全体金額が大きい場合は費用の中に含まれていることを明記することがあります。スポットで出張が発生する場合は、発生した交通費、宿泊費の実費を後日請求することがあります。
保守費用データバックアップ、システム監視、問い合わせ対応、セキュリティーアップデート対応などを行う費用です。一般的には、初期開発費用の数パーセントを年額の保守費用とすることがあるようです。
アクシアでは月額費用として提示します。
運用費用定期的なデータ入力作業や、チェック作業などの運用の費用です。
定額開発費用定額開発(月額制開発)は、アクシア独自のスタイルです。
システムの改善や機能追加をスピード感をもって対応していきたい場合、毎月定額の開発予算を設け、初期開発以降もスピーディーに開発を進める提案を行うことがあります。
定額開発について詳しくは、こちらに記載しております。

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見積もりの精度を高くするには?

見積もりの精度を高くするためには、見積もり段階で要件が具体的に定まっていることが重要となります。もし要件が固まっていない場合、要件定義〜設計までの工数の見積もりにとどめ、全体見積もりは参考値で出すしかない場合があります。

また、データ項目など確定できる情報が確定しているほど精度は高くなります。基本設計レベルで要件が提示されている場合、見積もりの精度をより高くすることができます。

ここでは、見積もり精度を高くするために事前に準備しておきたい情報を一緒にチェックしていきましょう。

提案依頼書を作成し、要件を明確にしておく

「提案依頼書」を作成しておくと明文化され、認識のズレが起こりにくくなります。また、複数の会社に同じ資料を送れるため、見積もりの比較検討がしやすいというメリットがあります。

提案依頼書について詳しくは、こちらの記事にて解説しています。(提案依頼書サンプルを作った記事はこちらからご覧いただけます。)

提案依頼書を作成できなくても、何を問題解決したいのか具体的なエピソードを語ることが重要です。例えば、「請求書作成をExcelで行っており、丸2日かかっている。請求書発行に必要な情報をシステムで管理し、請求書の作成を半日でできるようにしたい」などといった具合です。

実現したいことの優先順位、希望時期を決定しておく

「何が」「いつまでに」必要かをしっかりと検討し、明確に伝えるようにしましょう。

なるはや」はNG

「なるはや」と伝えても、なるはやにはなりません。

「この部分は5月中に必要だが、この部分は7月中にあれば問題ない」などと明確に伝えることで、システム会社から新しい提案がもらえることもあります。

こんな機能もあればなおよい、はNG

絶対に必要な要件・機能とそうでない機能を、費用対効果を考えて検討する必要があります。見積もりを見て、本当に投資する価値があるのか・どれくらいの効果が期待できるのかを考えるようにしましょう。

見積もりをもらったあとは?

おそらく数社から見積もりをもらうと思いますので、予算面、提案内容、納期、納品後のサポートなどさまざまな角度で自社の要求を満たすところに絞ってゆきます。

2〜3社まで絞った段階で、契約内容を確認します。特に契約形態についてはしっかりと確認しておきましょう。最終的に1社に絞り、契約手続きを行います。

契約後の流れは以下の記事で解説しています。また、この記事では見積もりを受ける前の会社選びのポイントも解説しています。併せてお読みいただくと、システム開発を依頼する際の動きがより明確になるかと思います。

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セカンドオピニオンサービスのご紹介

最後に、弊社のサービスの紹介をさせてください。

  • システム開発会社から見積もりを取ったが、適正価格なのかわからない
  • 相見積もりを取って信頼できる開発会社に依頼したいが、判断方法がわからない
  • 高い費用を払うのだから、プロジェクトの成功確率を高めたい

など、Webシステム開発の見積もり段階でも不安に思うことがあると思います。これらの悩みを解決するサービスが、「システム開発のセカンドオピニオン」です。

システム開発のプロである私たちが、第三者の視点から見積もりの妥当性や開発会社の選定を診断します。プロジェクト進行中の進行状況の見極めも行っています。

もし見積もり段階やプロジェクト進行時にお悩みがありましたら、私たちにお気軽にご相談ください。詳しくは以下の記事にまとめています。

もちろん、システム開発のご依頼やお見積もりのご依頼、大歓迎です!(こちらのほうが嬉しいです!)システム開発に関する疑問やお悩みなど、些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

弊社のシステム開発サービスの詳細は以下にまとめています。

ご相談はこちらから>>

電話:03-5835-2820(平日9時〜18時)

まとめ

見積もりのブレを少なくするには、どれだけ確定している情報を集められるか、どれだけ受注側と発注側の認識のズレをなくせるかが鍵となってきます。事前の準備をしっかりと行い見積もりに臨むと、見積もりの精度が上がります。

この記事によって、システム開発成功のお手伝いができましたら幸いです。


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