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HTTPとHTTPSの違いを徹底解説!システム開発における重要性は?

目次
  1. HTTPとは何か?
  2. HTTPとHTTPSの主な違い
  3. HTTPとHTTPSの見分け方
  4. URLの確認
  5. 鍵マークの有無
  6. セキュリティ証明書の確認
  7. HTTPSがシステム開発において重要な理由
  8. データの暗号化
  9. 信頼性の向上
  10. SEO(検索エンジン最適化)の強化
  11. 法規制への対応
  12. HTTPSへの移行方法
  13. SSL証明書の取得
  14. サーバーの設定
  15. テストと監視
  16. まとめ:HTTPSを活用した安全なシステム開発

インターネットを利用する際、私たちは様々なウェブサイトにアクセスします。しかし、これらのウェブサイトがどのように情報をやり取りしているかについて、詳しく知る機会は少ないかもしれません。

インターネットで安全に情報をやり取りするためには、「HTTP」と「HTTPS」の違いを知ることが重要です。1文字違うだけですが、情報セキュリティの違いはとても大きいものです。ウェブサイトやシステム開発を発注する際には、安全な「HTTPS」を採用することが非常に重要です。

本記事では、HTTPとHTTPSの違いをわかりやすく説明し、なぜHTTPSを採用すべきなのかを解説します。また、システム開発におけるその重要性についてご紹介します。

関連記事:
常時SSL化とは?必要性と重要ポイント
SSL証明書とは?導入からメリットまでシステム開発会社が解説

HTTPとは何か?

インターネットを使って情報を探すとき、私たちは実は「HTTP」という基本的なルールに従っています。HTTPは「Hypertext Transfer Protocol」の略で、これはインターネット上で情報をやり取りするための基本的な方法です。簡単に言えば、HTTPはウェブページを閲覧する際に、私たちのパソコンやスマートフォンがウェブサーバーと通信するためのルールです。

たとえば、あなたがウェブブラウザで特定のウェブサイトを訪れるとき、実際にはHTTPを通じてそのウェブサイトのサーバーに「ページを表示してください」というリクエストを送っています。サーバーはこのリクエストを受け取り、必要な情報(テキスト、画像、動画など)をあなたのブラウザに送り返します。これがウェブページが表示される仕組みです。

ウェブサイトの構造と通信プロセスを説明する図。クライアントとサーバー間でのHTTPリクエストとレスポンスの流れが示されており、クライアント側にはウェブブラウザのアイコンと、「機能を利用(要求する側)」と「リクエストを送信」という注釈が付けられています。サーバー側にはデータベースとギアのアイコンがあり、「機能を提供する側」、「データを保存、管理」、「データの処理」と注釈されています。中央には「HTTPリクエスト」「このウェブサイトへのページを見せて」というリクエストの例と、「HTTPレスポンス」として「要求されたページ(結果)を返す」というプロセスが示されています。


しかし、HTTPの大きな問題点は、この通信が暗号化されていないことです。暗号化がされていないと、情報が途中で第三者に読まれたり、改ざんされたりするリスクがあります。特に、個人情報や機密データを扱う場合、このリスクは無視できません。そのため、より安全な通信を実現するために、HTTPSが開発されました。

HTTPとHTTPSの主な違い

インターネット上での安全な情報交換には、HTTPとHTTPSの違いを理解することが不可欠です。これら二つのプロトコルは、表面上は似ていますが、重要な違いがあります。

HTTP(Hypertext Transfer Protocol) は、ウェブページや画像などの情報をインターネット上でやり取りするための基本的なプロトコルです。しかし、HTTPを使用すると、送受信される情報は暗号化されず、そのため第三者による盗聴や改ざんのリスクがあります。これは、特に個人情報や機密データを扱うウェブサイトにとって大きな問題です。

一方、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure) は、HTTPにセキュリティ層を追加したものです。HTTPSでは、TLS(Transport Layer Security)またはSSL(Secure Sockets Layer)と呼ばれる技術を使用して、送受信されるデータを暗号化します。この暗号化により、データの盗聴や改ざんを防ぐことができます。


従来HTTPSのページは、ログインページやオンラインショッピングの決済ページなど、機密情報を扱うページのみに使用されていました。しかし、より安全なウェブサイトが求められるように時代が変化し、ウェブサイト全体での暗号化が推奨されるようになりました。一部のページだけではなく、全てのページでHTTPSを採用することを「常時SSL化」(常時HTTPS化)といいます。

常時SSL化では、ウェブサイトの真正性を保証するために、SSL証明書を使用します。これにより、ユーザーは訪れたウェブサイトが信頼できるかどうかを確認できます。SSL証明書について、詳しくは下記記事で解説しています。

要するに、HTTPとHTTPSの最大の違いは「セキュリティ」にあります。HTTPSは、ウェブサイトとそのユーザーの間で交換される情報を保護するために、暗号化と認証の両方を提供します。これは、特にオンラインショッピングやオンラインバンキングなど、機密情報を扱うウェブサイトにとって不可欠です。

システム開発を検討している方々にとって、この違いは特に重要です。安全なウェブ体験を提供するためには、HTTPSの採用が必須となります。

HTTPとHTTPSの見分け方

HTTPとHTTPSの見分け方は、主にウェブブラウザのアドレスバーに表示されるURL(ウェブサイトのアドレス)を確認することで行います。以下に具体的な見分け方を説明します。

URLの確認

HTTPのウェブサイトのURLは「http://」で始まります。
例: http://example.com

HTTPSのウェブサイトのURLは「https://」で始まります。
例: https://example.com

「s」は「secure(安全)」を意味し、HTTPSがセキュリティ強化されたプロトコルであることを示しています。

鍵マークの有無

多くのブラウザでは、HTTPSを使用しているウェブサイトのアドレスバーに鍵のアイコンが表示されます。これは、サイトが暗号化されていることを示しています。

HTTPサイトでは、この鍵マークは表示されません。代わりに「保護されていない」や「安全ではない」といった警告が表示されることがあります。

セキュリティ証明書の確認

HTTPSサイトでは、SSL証明書の情報を確認することができます。ブラウザのアドレスバーにある鍵マークをクリックすると、証明書の詳細を見ることができます。

証明書には、サイトの運営者情報や証明書の有効期限などが含まれています。

これらの点を確認することで、ウェブサイトがHTTPまたはHTTPSを使用しているかを簡単に判断することができます。HTTPSはデータの暗号化と認証を提供するため、特に個人情報や機密データを扱う際にはHTTPSを使用しているサイトを選ぶことが推奨されます。

HTTPSがシステム開発において重要な理由

現代のインターネット環境において、ウェブサイトやアプリケーションのセキュリティは最優先事項です。特にシステム開発においては、ユーザーの信頼とデータの安全性を確保するために、HTTPSの採用が不可欠となります。

データの暗号化

HTTPSは、送受信されるデータを暗号化します。これにより、ユーザーがウェブサイトに入力する情報(例えば、ログイン情報、クレジットカード情報、個人情報など)は、第三者による盗聴や改ざんから保護されます。システム開発において、この暗号化はユーザーのプライバシーを守るために不可欠です。

信頼性の向上

HTTPSは、ウェブサイトの信頼性を高めます。SSL証明書を通じて、ウェブサイトが正当な運営者によって管理されていることが証明されます。ユーザーは、訪れたウェブサイトが安全であることを確信できるため、サービスや製品に対する信頼感が高まります。

SEO(検索エンジン最適化)の強化

Googleをはじめとする主要な検索エンジンは、HTTPSを使用するウェブサイトを優遇します。これは、検索結果のランキングに直接影響を与え、より多くの訪問者を引き付けることにつながります。システム開発において、高い検索エンジンの可視性を確保することは、ビジネスの成功に直結します。

2023年11月時点では、上場企業のウェブサイトの91.5%が常時SSL化されているという調査結果が出ています。裏を返すと、これだけ普及率が高いため、未対応のウェブサイトは不利な状況に陥りやすいともいえます。

参考:常時SSL化 調査レポート 上場企業サイト対応状況(2023年11月版)

法規制への対応

多くの国や地域では、データ保護に関する法規制が強化されています。HTTPSは、これらの法規制に準拠し、ユーザーデータの安全な取り扱いを保証するための重要なステップです。

HTTPSへの移行方法

ウェブサイトやアプリケーションのセキュリティを強化するためには、HTTPからHTTPSへの移行(常時SSL化)が不可欠です。このプロセスは、ユーザーの信頼を獲得し、データの安全性を確保するための重要なステップとなります。以下は、HTTPSへの移行における主要なステップです。

SSL証明書の取得

HTTPSへの移行の最初のステップは、信頼できる認証局(CA)からSSL証明書を取得することです。この証明書は、ウェブサイトが安全であることをユーザーに保証し、暗号化された通信を可能にします。

SSL証明書を発行するためにはCSR(証明書署名要求)と呼ばれる署名要求を生成します。このプロセスでは、組織の名前、ドメイン名、所在地などの情報を入力します。

サーバーの設定

SSL証明書を取得したら、ウェブサーバーに設定を適用し、HTTPS通信を有効にします。これには、証明書のインストールと、必要に応じてサーバーの設定を調整する作業が含まれます。例えばコンテンツの更新やリダイレクト設定などが挙げられます。

コンテンツの更新では、ウェブサイト内のすべてのリソース(画像、CSSファイル、JavaScriptなど)がHTTPSを介してロードされるように更新します。これにより、「混在コンテンツ」の問題を防ぎ、サイト全体のセキュリティを確保します。

リダイレクトの設定では、既存のHTTPページからHTTPSページへのリダイレクトを設定します。これにより、ユーザーが古いHTTPリンクを使用しても、自動的に安全なHTTPSページに転送されます。

テストと監視

HTTPSへの移行後は、ウェブサイトの機能とパフォーマンスを定期的にテストし、問題がないことを確認します。また、セキュリティの警告やエラーに注意を払い、必要に応じて迅速に対応します。

また、SSL証明書は有効期限があり、定期的な更新が必要です。ほとんどの場合は1年で更新となるので、期限切れ前に更新を行うようにしましょう。


HTTPSへの移行は、単に技術的なプロセスではなく、ユーザーの信頼とビジネスの信頼性を高めるための戦略的な決定です。この移行により、ユーザーに安全なブラウジング体験を提供し、データ保護に対するコミットメントを示すことができます。

HTTPへの移行手順について、詳しくはこちらの記事でも解説しています。

まとめ:HTTPSを活用した安全なシステム開発

本記事を通じて、HTTPとHTTPSの違い、そしてHTTPSがシステム開発においてなぜ重要であるかについて理解を深めていただけたことと思います。まとめると、HTTPSの採用は、以下のような複数の重要な利点を提供します。

データの保護: HTTPSは、ユーザーとサーバー間の通信を暗号化し、機密情報を保護します。これにより、データ漏洩や改ざんのリスクを大幅に減少させることができます。

信頼性の向上: SSL証明書を通じてウェブサイトの真正性を証明することで、ユーザーからの信頼を獲得し、ブランドイメージを強化します。

SEOの最適化: 検索エンジンはHTTPSを使用するウェブサイトを優遇するため、より多くのトラフィックと可視性を確保することができます。

法規制への準拠: データ保護に関する法規制が厳しくなる中、HTTPSはこれらの規制に準拠し、法的リスクを軽減します。

システム開発を検討している企業や組織にとって、HTTPSは単なるオプションではなく、必須の要素です。ユーザーの安全と信頼を確保し、ビジネスの成功を支えるために、HTTPSの採用と適切な実装が求められます。今日のデジタル時代において、HTTPSを活用した安全なシステム開発は、競争優位を確立し、持続可能な成長を達成するための鍵となるでしょう。


もしもHTTPSについてよくわからなかった、HTTPSを採用したいが自身で行える自信がないなど、お困りごとがありましたら私たちにお気軽にご相談ください。ITの専門家チームがサポートいたします。

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