電話
03-5835-2820
平日9:00~18:00
Zoom等オンラインでのご相談も可能です

最終更新:2024年1月18日

「これから会社の業務効率化を本格的に行いたい。そのためにシステム導入をしたい!」
「しかし、システムとアプリはどう違うのだろう?うちの会社にはどちらが最適なのだろう?」
「Webサイト?Webシステム?Webアプリ?すべてWebとついているが、何が違うのだろう?」

Webの世界は似たようなカタカナ言葉が多く、このようにお困りの方もいらっしゃるかと思います。
この記事は、そのようなお悩みを持つ方に向けて書きました。

この記事は「会社の業務改善・効率アップのためにツールを使いたいが最適なツールがわからない」という方が、自社に適したツールを選ぶためのガイドラインとして活用できるように情報をまとめています。紹介する内容は以下の通りです。

  • Webシステム、アプリ、Webアプリ、Webサイトとはそもそも何か
  • それぞれの違い
  • Webシステム開発のメリット・デメリット
  • アプリ開発のメリット・デメリット
  • Webシステム開発時の注意点
  • アプリ開発時の注意点

なるべく、難しい言葉や専門用語を省いて解説できるよう心がけました。Webシステムやアプリを開発する前の判断材料としてお役に立ちましたら幸いです。

関連記事:Webシステム開発の完全ガイド|基礎知識から開発事例まで

Webシステムとは

ウェブシステムとは1.ウェブブラウザを介して利用する2.ウェブブラウザとインターネット接続があればいつでもどこでも使える3.インストール不要で使える4.複数の機能が使え、複雑な処理を実行できる


Webシステムとはインターネットに接続し、Webブラウザを介して閲覧・利用できるシステムのことを指します。Webブラウザは、Google ChromeやSafari、Microsoft Edgeなど、インターネットを閲覧する際に使うツールのことです。ほとんどの場合、パソコンやスマートフォンに最初からあるかと思います。

Webシステムは「Webブラウザが使える」「インターネットに接続可能」なデバイスであれば、いつでもどこでも利用することができます。システムを利用するデバイスの種類は問いません。パソコン、スマートフォン、タブレット、どれでも利用できます。基本的にはインストールが不要で、インターネットに接続できれば使えることがWebシステムの大きな特徴です。

Webシステムは複数の機能を提供し、ビジネスプロセスやデータ処理などの複雑なタスクを実行できます。そのため、多数のWebページやWebアプリケーションで構成されることが一般的です。WebページやWebアプリケーションはURLによって識別されます。

Webシステムの具体例

Webシステムは、顧客管理システム、在庫管理システムなど、ビジネスに必要なデータ管理や処理を支援するために作られることが多いです。(=業務システム開発)

業務システム開発は、パッケージタイプと受託開発タイプの2つに大別されます。業務システム開発以外には、ECサイトなどのWebサービス開発があります。

業務系システム(パッケージタイプ)

顧客管理、会計管理、勤怠管理、労務管理などあらゆる定型業務のパッケージソフトが存在します。smartHRや楽楽精算、kintoneなど、近年ではクラウド(SaaS)の業務システムが主流です。

業務系システム(受託開発タイプ)

各企業の業務に合わせてオーダーメイドで開発します。パッケージタイプではカバーしきれない部分の業務をシステム化することができます。例えばパッケージタイプでは対応していない、業界特有の煩雑な請求業務をシステム化したり、業界初の新規サービスの手続きをシステム化したりが可能です。

弊社アクシアはこれに該当します。

Webサービス開発

ECサイト(例:Amazon)、SNSサイト(例:Twitter)、ポータルサイト(例:Yahoo!Japan)など、複数のWebページや機能が組み合わさったサービスはWebサイトではなく、Webシステムに分類されます。

実際の開発費用・期間をまとめた資料を無料で差し上げます。資料請求はこちら>>

アプリとの違い

アプリ(アプリケーション)は、特定の目的や機能を持つソフトウェアのことを指します。スマートフォンやタブレット、パソコン、スマートウォッチなど、あらゆる種類のデバイスでさまざまな目的に使用されます。

アプリの具体例

  • ゲーム
  • 生産性向上(WordやExcel、カレンダー、Todoリストなど)
  • コミュニケーション(LINEなどのチャットアプリやメールアプリ)
  • 健康管理
  • スポーツ
  • 天気予報
  • ニュース
  • SNS

アプリは、ユーザーのニーズに合わせて開発されます。ユーザビリティや使いやすさに配慮することで、利用者の満足度を高めることができます。また、アプリ内に収集されたデータを分析することで、ビジネスの改善や新しい商品・サービスの開発に役立てることもできます。

代表的なアプリの種類

代表的なアプリの種類は、ネイティブアプリWebアプリの2種類です。(ハイブリッドアプリもありますが、話が膨らみすぎてしまうため割愛します。)

・スマートフォンなどにインストールして使用するアプリは「ネイティブアプリ」
・Webブラウザを介して使用するアプリは「Webアプリ」

ネイティブアプリ

「アプリ」と聞くと、スマートフォンでApp Store や Google Play からインストールして使うものを思い浮かべる方が多いと思います。これがネイティブアプリです。この記事でも「アプリ」=「ネイティブアプリ」としてお話をしていきます。

アプリ(ネイティブアプリ)とは1.特定のプラットフォームに最適化されたもの(iOS、Android、MacOS、WindowsOS)など2.スマートフォンやPCに直接インストールして使用する3.カメラやマイクなどといった、デバイスのネイティブ機能を活用できる4.特定の目的や機能を実行するための単一のもの


ネイティブアプリは、特定のプラットフォーム※(=OS)に最適化されたアプリケーションです。それぞれのプラットフォームに対応したプログラミング言語を使用して開発されます。

ネイティブアプリはWebシステムと違い、スマートフォンやタブレット、パソコンなどに直接インストールして利用します。アプリは一度インストールすると常にアプリのデータを端末内に保存しておくことができます。これにより電波が必要なのはコンテンツ更新の場合のみとなり、通信量を抑えられます。また、インターネットが繋がらないところで利用できるものもあります。

また、カメラやマイク、プッシュ通知などのネイティブ機能※にアクセスできることもネイティブアプリの大きな特徴です。これらはWebアプリやWebシステムでは制限されることがあります。

ネイティブアプリはそれぞれのプラットフォームに最適化されているため、ユーザーエクスペリエンス※が高品質であることが多く、セキュリティも高いです。ただし、複数のプラットフォームに対応する場合、それぞれのプラットフォーム用にアプリを開発する必要があり、コストや時間がかかることがあります。「iPhone(iOS)のアプリはあるがAndroidのアプリはない」など、身近で経験されている方もいらっしゃるかと思います。

ウェブシステムとネイティブアプリの主な違い1.実行環境が違うウェブシステムはウェブブラウザ上で実行する。ネイティブアプリの実行環境はパソコンやスマートフォンに直接インストールして実行する。2.使用するプログラミング言語が違うウェブシステムはPHP、Java、Pythonなどを使用。ネイティブアプリはSwift、Objective-Cなどを使用。3.ネイティブ機能を活用できるか否かネイティブアプリは活用できるが、ウェブシステムは制限されることがある。

※プラットフォーム…環境のこと。この文脈ではOSのことを指します。スマートフォンならiOS、Androidなど。パソコンならばMacOS、WindowsOSなど。

※ユーザーエクスペリエンス…UXとも呼ばれる。製品やサービスなどを利用して得られるユーザー体験のこと。

※ネイティブ機能…プラットフォームのハードウェアやソフトウェアのこと。例えばスマートフォンのカメラ、マイク、通知、GPSなど

Webアプリとの違い

Webアプリは、Webブラウザを介して利用するアプリです。

ウェブアプリとは1.ウェブブラウザを介して利用する2.特定の目的やタスクを実行するための単一のもの3.インストール不要で使える


こう聞くと、「WebアプリとWebシステムは同じものでは?」と混乱されるかと思います。機能としては同じと考えて問題はありません。端的にいうと、規模の違いでWebアプリとWebシステムは区別されます。

Webアプリは1つ1つの機能単体です。
Webシステムは複数の機能(Webアプリ)が組み合わさった、大規模なものです。

Webアプリは一般的に、特定の目的やタスクを実行するために設計された独立したアプリケーションです。Webアプリは、Webブラウザを介してアクセスされ、ユーザーが特定の機能を実行したり、情報を提供したりすることができます。通常は単一のWebページやアプリケーションで構成されています。

一方、Webシステムは、一連の複雑なタスクを実行するために構築された大規模なWebアプリケーションです。Webシステムは多数の機能を提供し、複数のデータベースやアプリケーションに接続してデータの移動や処理を行います。通常は複数のWebページやアプリケーションを組み合わせて構成されることが多いです。Webシステムは、複数のユーザーを同時に処理する必要があり、セキュリティやスケーラビリティの要件を満たす必要があります。

Webアプリは、ブラウザで実行されるため、開発が簡単であり、複数のプラットフォームに対応することができます。ただしブラウザ上で動作するため、インターネット環境にパフォーマンスが左右されやすいことや、ネイティブアプリに比べて機能が制限されることがあります。

ウェブシステムとウェブアプリの違い規模・複雑性が違う。ウェブアプリは単一で機能するもの。ウェブシステムは複数のウェブアプリが組み合わさっている。

Webサイトとの違い

「Webサイト」は一般的に、特定のドメインの下で公開されたWebページの集まりのことを指します。ブラウザを用いて、インターネット上で見れるものです。今ご覧になっているこの記事もWebサイトに分類されます。アクシアという会社のWebサイトのコンテンツです。

ウェブサイトとの違い1.ウェブブラウザを介してアクセスできる2.特定の情報提供のためのウェブページの集合体3.情報提供や広告宣伝、マーケティング目的で作成されるウェブシステムとは作成目的と機能性が違う。ウェブシステムの目的はデータのやり取りや複数の機能の処理


WebサイトとWebシステムの違いは、主に目的や機能性に関係しています。
Webサイトは情報提供のために使用される静的なもので、Webシステムはデータ処理や管理のために使用される動的なものです。

Webサイトは、特定の情報やコンテンツを提供するために作られています。一般的には、HTML、CSS、JavaScript、画像、動画、音声、テキストなどのコンテンツ(=Webページ)で構成されています。Webサイトは主に情報提供や広告宣伝、マーケティングなどを目的として作成されます。Webサイトは一方的に情報を提供するだけで、利用者からの情報収集や処理を行うことはできません。

一方、Webシステムは、データのやりとりや処理を行うために作られたものです。一般的にはデータベースやサーバー、プログラミング言語、フレームワークなどの技術を用いて作成されます。Webシステムは、ユーザーが入力したデータを処理し、データの検索、追加、削除、更新、計算、分析、グラフ表示などの機能を提供することができます。

少し踏み込んだ話をすると、動的なWebサイトも存在します。(コンテンツの自動生成や問い合わせフォームの送信など)

動的なWebサイトとWebシステムの違いは、規模と複雑性です。動的なWebサイトは単一機能を使った、比較的単純な処理のみに限定されます。Webシステムは、複数の機能を組み合わせて複雑な処理を実行することができます。

Webシステムの仕組み

ウェブシステムの仕組みの図。この図は、ユーザーがWebブラウザを使用して会員登録を行う一連のプロセスを図式化したものです。ユーザーが情報を入力し、それがサーバーに送信される(リクエスト)。サーバーはその情報を処理し、結果をユーザーに返す(レスポンス)。左側には「クライアント」と書かれた箱があり、その中にはモニターのアイコンが二つ表示されています。その下には「Webブラウザを介して通信を行い会員登録を行う(会員登録)」と書かれています。中央には「リクエスト」と書かれた矢印があり、これはクライアントからサーバーへの通信を表しています。クライアント側から何らかのリクエストがサーバーに送信されることを意味します。右側には「サーバー」と書かれた箱があり、その中にデータベースのアイコンがあります。その下には「情報を処理する」と書かれています。一番下の中央には「レスポンス」と書かれた矢印があり、サーバーからクライアントへの通信を表しています。これはサーバー側で処理された結果がクライアントに返送されることを示しています。


Webシステムはユーザーのリクエスト(=要求)の送信とレスポンス(=結果)を表示する「クライアント」とデータの追加・削除・修正を含む処理を一括して実行する「サーバ」で構成される仕組みになっています。

クライアント側のコンポーネントは、Webブラウザで実行されるHTML、CSS、JavaScriptなどのWebテクノロジーを使用して作成され、ユーザーインターフェース※を提供します。

一方サーバー側のコンポーネントは、ビジネスロジックやデータの処理を実行します。サーバー側のコンポーネントは、一般的にはサーバーサイドスクリプト言語(例えばPHP、Java、Python)を使用して実装されます。

Webシステムは、データの保存・更新・バックアップをサーバー上で一括処理・管理することができます。保存・更新された情報はインターネットを介して閲覧でき、アクセス制限も可能です。

関連記事:
サーバーとはそもそも何?種類や役割、選び方をわかりやすく解説
Webシステム開発の完全ガイド|基礎知識から開発事例まで

ユーザーインターフェース…UIとも呼ばれます。ユーザーが触れる接点のこと。Webシステムやアプリの場合は、主にユーザーが操作するボタンなどの画面レイアウトのことを指しています。

Webシステムのメリット・デメリット

Webシステム、アプリ、Webサイトの違いをそれぞれ紹介しました。

Webサイトは他のツールと目的が違い、情報提供のためのものでした。業務改善をしたいときに活用するツールはWebシステムかアプリだとわかりましたね。

そこでここからは、Webシステムとアプリのメリット・デメリットを紹介します。まずはWebシステムのメリット・デメリットから解説します。

実際の開発費用・期間をまとめた資料を無料で差し上げます。資料請求はこちら>>

Webシステムのメリット

柔軟性が高い

Webブラウザを介してアクセスするため、インターネットに接続できる状態であれば場所やデバイスに依存せずにシステムを利用できます。

いつでもどこでも使えるというメリットを活かし、必要に応じてシステムの利用範囲を広げることが簡単にできます。

例えばまず本社のみ導入し、状況を見ながら支社に活用を広げることも容易に行えます。インターネットに接続できるのであれば世界中のどのエリアからでも利用できます。

拡張性が高い

Webシステムは、Webテクノロジーを使用して構築されているため、必要に応じて拡張できます。また、新しい機能やアップデートが簡単に追加できます。

ユーザーエクスペリエンス(UX)の提供

以下のようなユーザー体験を提供できます。

  • リアルタイムで情報を共有できる
  • デバイスにインストール不要で使用できる
  • アップデート作業が不要で最新版を利用できる
  • 直感的なUI(ユーザーインターフェース)を提供できる

業務効率化の仕組みができる

システム開発を行うことで、物理的な距離がある部署間・支社間で、効率化の仕組みを構築できます。特定の機能に特化したアプリに比べ、Webシステムは大規模なデータを管理することに優れています。銀行システムやチケット予約システムなどは、システム開発のほうが適しています。

管理・メンテナンス・アップデートが容易

サーバに処理を集中させるWebシステムでは、サーバのみを対象に管理・メンテナンス・アップデートするだけで済みます。

クライアント側のソフトウェアのインストールや更新が不要なため、管理コストを削減できます。

Webシステムのデメリット

強固なセキュリティ構築が求められる

公開されたパブリックネットワークであるインターネットを介してアクセスできるため、悪意のあるユーザーによる攻撃のリスクがあります。

技術の進化によってハッキングによる情報漏えいの危険性も増しているため、十分なセキュリティ対策が必要となります。

ブラウザやテクノロジーに依存する

Webシステムは、WebブラウザやWebテクノロジーに依存しています。WebブラウザやWebテクノロジーが更新されると、Webシステムに影響を与える可能性があります。

また、Webシステムは、異なるWebブラウザやバージョンに対して互換性がある必要があります。

近年の例としては、WebブラウザであるIE(インターネットエクスプローラー)のサポート終了がありました。IEのみ対応しているシステムをChromeなどの他ブラウザで利用しようとすると、表示が崩れていたり、画像が表示されなかったり、文字化けが発生したりと、使えない状態になってしまいます。

Webシステムを設計する際には、多くのブラウザやバージョンで正常に動作するようにする必要があります。

インターネット環境に左右される

インターネット環境の状況によって遅延やパフォーマンスの低下、システム停止という不具合が発生する可能性があります。

データの保存

Webシステムでは、サーバー側でデータを保存する必要があります。データの保存方法や場所を選択する際には、セキュリティとパフォーマンスを考慮する必要があります。

開発コスト

Webシステムは、クライアント側とサーバ側の両方にソースコード(プログラミング)が必要です。サーバーサイドの開発は、より複雑である場合があります。また、セキュリティ面にも注意を払った設計が求められます。

そのため、Webシステムを開発するには高いWeb開発のスキルを持った人員が必要です。また、Webシステムは、ネイティブアプリよりも複雑であるため、開発コストが高くなる可能性があります。

オフラインでは使用できない

インターネット接続がないと、Webシステムは使用できません。オフラインでの作業が必要な場合は、ネイティブアプリを使用する必要があります。

実際の開発費用・期間をまとめた資料を無料で差し上げます。資料請求はこちら>>

アプリのメリット・デメリット

アプリ(=ネイティブアプリ)のメリット・デメリットを紹介します。

アプリのメリット

高い利便性

アプリはスマートフォンやパソコンに直接インストールされるため、Webシステムに比べてアクセスが簡単です。Webシステムの場合はWebブラウザを開く→ブックマークや検索をしてからページを表示しなくてはなりませんが、アプリはアプリを開くだけで表示することができます。

ネイティブ機能の活用

アプリはネイティブ機能を活用することができます。例えば、スマートフォンのカメラやGPS、通知機能などを直接利用することができるため、Webサイトでは実現できない高度な機能を提供できます。これにより、より満足度の高いユーザーエクスペリエンスを提供することができます。

オフラインで利用できる

アプリはデバイスに直接インストールされるため、オフライン状態でも利用することができます。必要な情報をあらかじめダウンロードしておくことで、通信環境が悪い場所でもアプリを利用することができます。

顧客との関係構築

アプリを利用することで、ユーザーとのコミュニケーションをより密接に行うことができます。例えばプッシュ通知機能を活用することで、新商品やセール情報などを効果的に配信することができます。

アプリのデメリット

開発コストが高くなる場合がある

アプリを開発する場合、各プラットフォーム(iOS、Android、Windowsなど)に合わせて別々に開発する必要があります。そのため、開発コストや時間がかかる可能性があります。

インストールをする手間がかかる

ユーザーが自身のスマートフォンやパソコンにインストールをしなくてはならないため、最初に利用する際のハードルがWebブラウザよりも高くなります。

更新の手間がかかる

アプリは、OSやプラットフォームのアップデートに追従する必要があります。新しい機能やセキュリティの強化に合わせて、定期的にアップデートを行う必要があります。アップデートを行わない場合、新しい機能や改善されたセキュリティ対策を利用できない可能性があります。

アプリストアの審査が厳しい

アプリを公開するためには、Apple App StoreやGoogle Playなどのアプリストアに申請する必要があります。アプリストアの審査基準が非常に厳しいため、コンテンツやプライバシー関連に不備があると公開が許可されない場合があります。

デバイスのメモリやストレージの消費

アプリを使用するためには、スマートフォンなどのデバイスのストレージやメモリを使用する必要があります。機能が多かったり、画像が豊富だったりする場合、ダウンロードの容量が大きくなります。そのため、複数のアプリを同時に使用すると、デバイスのパフォーマンスが低下する可能性があります。

Webシステム開発時の注意点

Webシステムとアプリ、どちらが作りたいツールに適しているかイメージできたでしょうか。

最後に、Webシステム開発時とアプリ開発時の注意点を紹介します。Webシステム開発とアプリ開発の注意点は似通っている部分が多いため、両方に目を通されることをおすすめいたします。

要件定義を明確に行う

システムの目的や機能、ユーザーのニーズなど、開発するシステムの全体像を正確に把握し、要件定義を行うことが重要です。要件定義が不十分だと、システムの完成度や品質に影響が出る可能性があります。

関連記事:システム開発の重要な工程「要件定義」とは?スムーズに行うコツを解説

開発チームのスキルに応じた技術選定を行う

開発に使用する技術やツールは、開発チームのスキルに合わせて選定しましょう。技術選定が適切でない場合、開発期間や品質、保守性などに問題が生じる可能性があります。

セキュリティへの配慮

何度も繰り返しになってしまいますが、Webシステムはインターネットを利用するため、セキュリティ確保には充分に気を配る必要があります。

例えば権限によって編集・閲覧できるページを制限する実装、暗号化や2段階認証の実装などが必要になります。

セキュリティに関する記事①:情報セキュリティ対策とは?具体的な被害事例や対策
セキュリティに関する記事②:暗号化とは?基本知識をわかりやすく解説
セキュリティに関する記事③:2段階認証とは?

使いやすいUI(ユーザーインターフェース)を検討する

多数の機能が実装されるWebシステムは、情報を盛り込み過ぎるあまりレイアウトが複雑になりやすく、目的の情報にたどり着けなくなる傾向があります。

Webシステムが使われるかどうかは「UIが使いやすいかどうか」に左右されます。Webシステムの画面に盛り込む情報はできるだけ少なくする、階層は深くしすぎないなど、レイアウト・構造はシンプルにデザインすることが鉄則です。

適切なドキュメント作成を行う

ドキュメントが不十分だと、保守や改修時に問題が生じる可能性があります。必ずドキュメントを作成し、全員で共有するように徹底しましょう。変更があった場合は都度反映し、最新版を用意しましょう。

ドキュメントを作成し全員で共有することで、共同作業で生じがちな「認識のずれ」を排除できます。特に仕様書は、開発に携わるすべてのメンバーに、最終的なゴールを明確に提示して共有するために必須です。

テストを徹底する

Webシステムは多数の機能やデータベースなどを含むため、テストを徹底することが重要です。テストが不十分だと、システムの品質や信頼性に影響が出る可能性があります。

効率悪化とならないように注意する

システムが完成しても、運用が浸透せず今まで通りの業務フローに戻ってしまうこともありえます。そうならないためのカバーが必要です。

プロジェクト成功に向けて組織全体を引っ張るリーダーやチームを置く、システムの操作にスムーズに対応できるように説明会や研修の時間を設けるなど、システムを活用して効率アップできるような対策を行いましょう。

実際の開発費用・期間をまとめた資料を無料で差し上げます。資料請求はこちら>>

アプリ開発時の注意点

アプリ開発時の注意点はWebシステムとほとんど共通しています。共通部分は割愛し、ここではアプリ開発時特有の注意点を紹介します。

プラットフォームの選定

アプリを開発する際には、どのプラットフォームに対してアプリを開発するかを決める必要があります。プラットフォームによって開発環境や言語が異なるため、プラットフォームを決めることは非常に重要です。

アップデートや保守の対応

アプリをリリースした後も、バグ修正や機能追加などのアップデートが必要になることがあります。そのため、アプリ開発時には、アップデートや保守のための対応を考慮した開発を行う必要があります。

Webシステムとアプリの違いは?まとめ

Webシステムとアプリにはさまざまな違いがあります。システム開発・アプリ開発の検討時にそれぞれの特性、メリット・デメリットを理解することでよりユーザーが使いやすいシステム(アプリ)を構築できるかと思います。

例えば会社で使っているパソコンやスマートフォンが統一されている、ネイティブ機能を活用してより自由度のあるツールを構築したい、などの場合はアプリを。パソコンやスマートフォンの種類を問わず使えるようにしたい、複数の機能を組み合わせた処理を行いたいという場合はWebシステムを。といった判断ができると良いかと思います。

もしもパッケージツールではカバーできない業務をシステム化したい、バラバラに管理している業務を一本化したいなどのお悩みがありましたら、アクシアにお任せください。もちろん、その他のシステムに関するお悩みも大歓迎です。お問い合わせはこちら

Webシステムとアプリ、どちらが作りたい機能を実現できるか判断し、開発成功を目指しましょう。


アクシアでは一緒に働くメンバーを募集しています

アクシアは残業ゼロ、完全在宅勤務、有給消化率100%の取り組みを行っている会社です。
裁量を持つ機会が多く、エンジニアとして、ビジネスマンとしての仕事力が高められる環境です。
エンジニア経験者だけでなく、実務未経験者も積極的に採用しています。ポートフォリオや制作物がありましたら、ぜひ拝見させてください。
私たちと一緒に「らしく」働いてみませんか。

アクシアの特徴と経営理念
こんなエンジニアと働きたい
募集要項

ページ上部へ戻る