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インフラ構築とは?方法、手順、注意点を解説

目次
  1. インフラの意味は?ITインフラとは?インフラ構築とは?
  2. ITインフラとは
  3. インフラ構築とは
  4. インフラ構築の方法
  5. 自社構築
  6. アウトソーシング構築
  7. インフラ構築の手順
  8. 要件定義(計画)
  9. 設計
  10. 構築
  11. テスト
  12. 運用
  13. インフラ構築の注意点
  14. 構築時の注意点
  15. 運用時の注意点
  16. インフラ構築とは?方法、手順、注意点を解説・まとめ

企業においてIT機器を導入する際は、インフラ構築が必須です。この記事ではインフラ構築の意味と方法、手順、構築時と運用時の注意点を解説します。

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インフラの意味は?ITインフラとは?インフラ構築とは?

「インフラ構築とはなにか」をお話しする前に、言葉の意味や前提知識をお話しします。

インフラ(インフラストラクチャー)は、生活や産業などの経済活動を営む上で不可欠な社会基盤を指します。道路、電気、水道、物流などが具体例です。近年は企業やオフィスで「インフラ」というと、「ITインフラ」のことを指すことが多くなりました。

ITインフラとは

ITインフラはITの分野における基盤のことです。ITインフラはシステムの土台であるともいえます。ITインフラが土台となり、その上に私たちが普段使い慣れている、メールやWebブラウザなど(アプリケーション)が乗っているイメージです。

ITインフラはパソコンなどの機材や設備、機器や施設間をつなぐ通信回線やネットワークなどのことを指し、ハードウェアとソフトウェアに大別されます。

ハードウェア

物理的に存在する機械たちです。パソコン、サーバー、ストレージ、ネットワークの4種類があります。

パソコン
個人利用を目的に作られたコンピューターです。アプリケーションの実行や、ITインフラと人を繋ぐ役割を持っています。

サーバー
複数の端末から共有で使用できるスペースを持つコンピューターのことです。プログラムやファイルなどを保管できます。最近は仮想化、クラウド化されたサーバーが普及しています。(仮想サーバー、クラウドサーバーについて詳しくはこちらの記事の「ハードウェアとしてのサーバーの種類」で解説しています。)

ストレージ
容量の大きいデータを保存する機器です。サーバーにもデータ保存はできますが、ストレージはよりデータ保存に特化しています。ストレージもクラウド化されたものが存在します。

ネットワーク
パソコン、サーバー、ストレージなどを相互に接続したり、通信を制御したりするための機器です。LANケーブル・ルーター・ハブなどの有線タイプと、Wi-Fiなどの無線タイプがあります。インターネット回線に接続し、外部のサーバーなどにアクセスできる状態もネットワークのひとつです。

ソフトウェア

物理的には存在しない部分です。OSとミドルウェアの2種類があります。

OS
パソコンを動かすための基本となるソフトウェアです。Windows OS、Mac OS、Linuxが代表的です。

ミドルウェア
OSとアプリケーションの間で処理を行うソフトウェアです。Webサーバー、アプリケーションサーバー、データベース管理システム(DBMS)が代表的です。

インフラ構築とは

インフラ構築とは、アプリケーションを稼働させるためにハードウェアの調達・設置・配線、ソフトウェアの導入・設定などを行い、それらが一体的に稼働する基盤を作り上げることをいいます。インフラ構築をする=ITインフラを導入する、ともいえます。

インフラ構築に該当する業務の具体例として、以下のようなものが挙げられます。

  • 従業員の業務用パソコンをセッティングする
  • 従業員のパソコンにミドルウェアをインストールし、セッティングする
  • 社内のネットワーク環境のセキュリティ対策を行う
  • 物理サーバーや仮想サーバーを用意する
  • オンプレミスからクラウドに移行する……など

昔は社内に物理サーバーやネットワーク機器を設置して運用する「オンプレミス」が主流でした。しかし、現在はクラウドでのインフラ構築が主流の構築方法とされています。クラウドでインフラ構築する方が機器購入代金やメンテナンス費用が不要だったり、メモリのスペックを途中変更できたりと、メリットが多くあるため選ばれています。

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インフラ構築の方法

インフラ構築の方法は2通りあります。

  1. 自社で構築する
  2. アウトソーシングで構築する

それぞれの構築方法のメリット・デメリットを解説します。

自社構築

高いITスキルを持つメンバーが社内にいる場合、自社構築可能です。

自社構築のメリット

  • 社内の情報が外部に出ない(情報漏えいのリスクが抑えられる)
  • コストが抑えられる
  • 変更など柔軟な対応が取れる
  • 自社にインフラの知識が蓄積される
  • コミュニケーションが取りやすく要件の齟齬が発生しにくい

自社で構築する場合、外部への依頼費用がかからないことが一番大きなメリットかと思います。自社内に知識やノウハウが蓄積され、会社の知的財産が増えることもメリットです。

自社構築のデメリット

  • 高いスキルを持つメンバーが必要
  • メンバーがいない場合は人材拡充や人材育成を行わなくてはならない
  • 運用開始後のメンテナンスも自社で行わなくてはならない
  • 専門性の高いIT技術を常に追い続けることは難しいため、構築したインフラ基盤の品質低下や障害発生頻度の悪化などのリスクがある

デメリットとしては、自社リソースの確保が大変であるという点が挙げられます。インフラ構築には、正しく構築できる知識と技術力を持ったエンジニアが不可欠です。IT知識や技術力が乏しい方が構築をしてしまうと、通信環境など不備が生じやすくなり、業務に支障をきたしてしまうことがあります。また、セキュリティが脆弱なままネットワークを利用してしまうと、不正アクセスや情報漏洩といった重大な事故に繋がる可能性もあります。

「高いスキルを持った人材確保を継続的にできるか」が、自社構築とアウトソーシング構築どちらを選択するかの判断基準になるかと思います。人件費や社内リソースを考慮し長期的に見ると、アウトソーシング構築を選ぶ方がコストがかからないケースもあります。

アウトソーシング構築

プロにインフラ構築を依頼することも可能です。

アウトソーシング構築のメリット

  • 専門家が設計・構築するため安心感がある
  • 高品質なインフラを構築できる可能性が高くなる
  • 構築から運用・保守まで任せられる
  • サービスが充実している(セキュリティ対策・アップデート・運用管理・監視など)
  • 社内のリソースを割かずに対応できる

アウトソーシングする場合はプロに任せられる、自社のリソースを割かなくて済むという利点があります。高品質なインフラを構築できる可能性が高くなることも大きなメリットです。

アウトソーシング構築のデメリット

  • 社外に情報を共有しなくてはならない
  • コストがかかる
  • 提供してもらえるサービスが限定される場合もある

他の企業に任せるため依頼費用がかかることと、情報を共有しなくてはならないというデメリットはあります。

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インフラ構築の手順

大まかな手順は以下の通りです。

  1. 要件定義(計画)
  2. 設計
  3. 構築
  4. テスト
  5. 運用

手順は企業によって異なることもあるため、一例として紹介します。

要件定義(計画)

ITインフラの導入計画を立てる段階です。導入の目的を明確にすることが重要です。

  • 目的の設定
  • 導入するハードウェアの必要数や必要スペック(メモリ、コア数、料金)の調査
  • サーバーは物理にするか、レンタルするか、仮想(クラウド化)にするか
  • システムの監視体制
  • セキュリティポリシー

設計

要件定義で決定した情報をもとに進めていきます。求められている要件に最適かどうか確認しながら、設計書を作成し進めていきます。

  • ハードウェアの選定
  • ネットワークの構成
  • セキュリティ対策
  • 障害発生時の対応方法

構築

設計書をもとに構築を進めていきます。

安定稼働させるために、この段階から障害や事故を想定したITインフラを構築することが重要です。

  • ハードウェアの設定
  • ネットワーク構築
  • ソフトウェアの設定
  • (物理サーバーであれば)サーバー機材の配置や配線、電源管理
  • システム監視体制、バックアップ体制の構築

クラウドを利用する場合、ハードウェアの設置は不要です。クラウドサービスの事業者との契約だけでインフラ構築を済ませることができます。

テスト

設計書通りにインフラが稼働するかテストを行います。

  • 個別の機器ごとのテスト(単体テスト)
  • 機器同士の連携テスト(結合テスト)
  • 実際の運用を想定したテスト(運用テスト)

テストで問題や不具合を見つけた場合は都度修正し、運用に向けて体制を整えます。

運用

いよいよ本稼働です。インフラが安定して稼働しているか、サーバーやネットワークの監視を24時間体制で行います。万が一運用中に不具合が発生しても、すぐに対応できる体制を整えておきましょう。

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インフラ構築の注意点

最後に、インフラ構築の際の注意点を解説します。構築時と運用時でポイントが少し異なるので、分けてご紹介します。

構築時の注意点

運用範囲を設定する

社内だけで使えるようにするのか、外でも使えるようにするのか、どこまで使えるようにするか運用範囲を設定しましょう。

運用範囲を明確にしないとサーバーやストレージなどのオーバースペック・アンダースペックが起きかねません。スペックが適切でないと、余計なコストがかかってしまいます。

また、アクセス範囲を広げると利便性が高まるが、セキュリティの脆弱性につながることもあります。運用範囲は利便性とセキュリティを両立できる範囲に設定しましょう。

セキュリティ

外部からの不正アクセスや情報漏えいに備えてセキュリティ対策を万全にしましょう。

  • アクセス制限をかける
  • データの暗号化を行う
  • 不正アクセスがないか常時監視するシステムを導入する……など

障害発生時の対応方法・手順を決めておく

インフラ基盤で障害が発生したときに、迅速に対応できるようトラブルシューティングを行いましょう。

全体像を考慮する

ITインフラの全体像は計画段階で考慮しておくべきです。

どのようなハードウェアを使っているか、サーバーやストレージの状況、通信環境などを把握しておき、将来における拡張性まで考慮して設計するのが理想です。

運用時の注意点

障害発生時の対応方法・手順を決めておく

インフラ構築時と同様に、運用時にも障害にスムーズに対応できるように対応方法を決めておきましょう。特に運用時に障害が発生すると、最悪システムが利用できなくなるなど大きな損失になりかねません。

保守管理体制や監視システムを整えておく

監視システムを導入すると、障害や不具合などの異常を早い段階で検知でき、問題が起きる前に対処可能です。

もし障害が発生しても迅速に対応できるよう、対応をマニュアル化したり、対応してくれる業者との保守サポート契約の締結を済ませたりなど、常に備えておくことが大切です。

サーバー負荷を分散する

1台のサーバーで運用する場合、予期せぬハードウェアの故障やアクセス数増加などの急激な負荷によりサーバーダウンしてしまうリスクがあります。

リスクを回避するために、負荷分散装置やサーバーを複数台に分けて設置するなどの対応を行い、サーバー負荷を分散させて安定利用できるようにしておきましょう。

運用コストの軽減

ITインフラの管理・保守を行う場合、スキルや専門知識をもつ人材の継続的な確保や、修理〜点検を行う機材部品の調達・保管などが必要です。

これらを自社でまかなうとなると、かえって固定費が高くなることがあります。

システムの規模が小さい場合は運用をアウトソーシングする方が安くなるケースがあるので、検討してみるのもよいかと思います。

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インフラ構築とは?方法、手順、注意点を解説・まとめ

ITインフラは、IT環境を正常に機能させる基盤部分です。そのため、「どうすれば安定稼働できるのか?」を第一に考えて構築・運用することが重要です。

インフラ構築をする際は構築段階から障害や事故を想定し、迅速な対応がとれる基盤が作れるように設計しましょう。構築時だけではなく、運用後も障害を早く検知するために監視体制・保守管理を万全に整えておきましょう。

アクシアでもインフラ構築を行っています。特にAWSを使用した構築を得意としています。AWSでのインフラ構築について詳しくはこちらをご覧ください。

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