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弊社アクシアは、従業員全員がフルリモート(完全在宅勤務)で働くシステム開発会社です。

従来は東京と札幌にオフィスがあり、希望者のみ在宅勤務という形をとっていました。
しかし2020年4月、初めての緊急事態宣言発令をきっかけにオフィス解約を決断し、完全在宅勤務に切り替えました。

この頃に在宅勤務に切り替えた企業も多いと思います。オフィス勤務を再開する企業も増えてきましたが、アクシアは現在もオフィスを廃止したまま完全在宅勤務を継続中です。

それから気づけば2年8ヶ月経過しようとしています。
オフィスを廃止し完全在宅勤務になったその後の話はこれまでに紹介してきましたが、経営者視点の話がほとんどでした。

当時のブログ↓
オフィスを解約することにしました
オフィスを廃止して変わった5つのこと

「では従業員は、オフィスがなくなったことや完全在宅勤務についてどう思っているのだろう?」と、ふと思ったので、社員インタビューをして聞いてみることにしました。この記事では、実際に聞いた従業員のリアルな声をお届けしたいと思います。

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3人の社員にインタビューしてみた

さっそくITエンジニアの3人にインタビューを行いました。

主な質問内容は以下の通りです。

・現在の業務内容
・完全在宅勤務になってよかったこと
・完全在宅勤務になって不便なこと、大変なこと
・在宅勤務開始当初と現在を比べて変化したこと
・在宅勤務中に気をつけていること(スケジュール・時間管理、オンオフスイッチの切り替え、運動不足対策)
・在宅勤務を快適にするために購入したグッズ

1人目:Oさん(2018年入社、3児のパパ)

2018年入社。9時~17時の時短勤務。
北海道在住で、札幌オフィスに勤務していました。

小学生1人と保育園児2人の、3児のパパです。
IT技術が大好きで「仕事も趣味のうち」というタイプの方ですが、育児に積極参加するために17時までの時短勤務をしています。

2人目:Mさん(2017年入社、2児のママ)

2017年入社。9時~16時の時短勤務。
北海道在住で、札幌オフィスに勤務していました。

小学1年生と2歳の、2児のママです。
2020年~2021年の1年間、産休・育休を取得したのち仕事復帰しました。

Mさんには育休〜復帰時のお話や、仕事と育児を両立するためにどうしているのかなどをお伺いしました。

3人目:Tさん(2022年入社、エンジニア実務未経験)

2022年1月入社。9時~18時のフルタイム勤務。
三重県在住。

完全在宅勤務開始後に、他業種から未経験でアクシアに入社しました。前職は電気設備の会社で設計を行っていたそうです。

TさんにはITエンジニアになろうと思ったきっかけや転職の際に準備したこと、他の社員に誰にも会わずにいきなり完全在宅勤務が始まった当時の心境などをお伺いしました。

Oさんへのインタビュー

現在の業務内容を教えてください。

受託開発事業部(ITエンジニアチーム)のマネージャーです。

1日の8割はマネジメントをして、残りの2割で実際にコードを書いたり、システムのアーキテクチャー部分やインフラ部分の構築をしています。

マネジメントの際に意識しているのは、チームメンバーへのレクチャーを積極的に行うことです。私はどちらかというと技術分野のほうが得意なので、チームメンバーに「こうやったらいいよ」「こういう風な理由でこうするんだよ」などというレクチャーをしています。

教育に力を入れ、メンバーができることが増えたほうが仕事の幅が広がっていき、会社にとっても貢献できる事が増えて良くなるのではないかと考えています。

完全在宅勤務になって(オフィスがなくなって)良かったことはありますか。

通勤がなくなったことです!
雪で通勤中に転んだり、交通機関がストップして仕事が始められなかったりがなくなりました。定刻で確実に仕事が始められるところがいいと感じています。

そして、通勤時間がなくなったことで家族にかけられる時間が増えたことが1番いいと思っています。私の場合は家族サービスの時間というよりは、家事をする時間が増えました。

例えば朝の掃除や皿洗い、子ども2人を保育園に送るのは私の分担です。8時15分ごろに家を出て送って、8時45分ごろに家に帰ってきて、そこから準備して仕事を始めるという感じです。

17時に退勤できるおかげで、保育園のお迎えも行けます。基本は妻がお迎えに行ってくれるのですが、代わりに行くこともあるのでありがたいなと思っています。小学生の子どもが帰ってくる時も、鍵を持たせず出迎えることができます。

あとは、ひとり言を言いながら仕事ができるのがいいですね(笑)。何言っても他の人に「うるさいな」と思われなくていいので。同じような理由で、煮詰まってくると家の中をうろうろ歩きながら考えられるのがいいです。

確かにオフィスではやりづらいですね(笑)。
オフィス勤務していた頃はどのような感じだったのでしょうか?

朝早めに家を出て、会社近くのマックでコーヒーを飲みながら、Macを広げて勉強してから出勤していました。オフィスでは、困ったときには気軽にメンバーに聞いていました。

東京オフィスとは常にSkypeで繋いでいて、画面越しに東京オフィスの様子がずっと見えていました。なにか困ったら東京の方にも直接話しかけて聞いたり、逆に東京の方から話しかけられたり、 遠いけれども繋がっているオフィスでした。

完全在宅勤務になって(オフィスがなくなって)大変なことや、不便なことはありますか。

オフィスがなくなったから大変だ、不便だと言うことは特にないですね。人と会話するのがあまり得意ではないので、1人で時間を過ごすのにはデメリットを感じていません。ただ、社外の方との打ち合わせがあるときは、以前よりも緊張感が増してしまうようになりました。

フルリモートで不便なことは、隣に他のメンバーがいないので「少し聞かせてください・教えてください」がやりづらいことです。何を知りたいのか、今どういう状況かなど、文章を考えて書き込んでいく必要があります。できるだけイエス・ノーで答えられるようにと考えながら書き込んでいるときに、「 この間にパッと聞けたらいいのに」と思うことがあります。

あとは通勤時間中に調べ物や勉強などしていたのですが、それがなくなって勉強する時間が減ってしまったことが不便だと感じています。通勤時間は、自分1人だけのプライベートな時間でもあったとも言えるので。

他には、仕事中は子どもが話しかけてきても対応できないというのがあります。

そうですよね……。お子さんと同じ空間で仕事すると、構えなくて辛いとかあるだろうと思っていますがいかがでしょうか。

カメラONで会議しているときに子どもがぴょこっと顔を出したりすると、仕事中なので注意せざるを得ないことなどはあります。

全く構えないわけではなく、「このおやつ食べていい?」や、「タイマーが鳴ったら習い事の支度をしてね」のような些細なやりとりはしています。

在宅勤務開始当初と現在を比べて変化したことはありますか。

コミュニケーションがテキストベースになって、文章を考えて書くようになりました。

先ほどはこれが不便だと話しましたが、最近は思わなくなりました。周りにメンバーがいないのが当たり前になったので、質問したい時に文章を考えて投稿することに慣れてきました。

あとは休みを意識的に取るようになりました。 ポモドーロテクニック(25分作業して5分休むを繰り返すテクニック)などを利用して、少し体を動かしてリフレッシュする時間を作っています。

体を動かすことで気持ちの切り替えがしやすくなりました。新しい解決策が思い浮かぶことがよくあるので、できるときは積極的に行うようにしています。

在宅勤務中に気を付けていることはありますか。

直接話す機会が減ったので、在宅に切り替わる前以上に社内wikiに残すようになりました。他の人が読みづらくないように、綺麗に文章をまとめるよう意識しています。

※社内wiki…ウィキペディアの社内版です。社内情報や業務の手順や議事録、ノウハウなどをストックして共有できるツールです。
slack(スラック。社内で使用しているチャットツール)を使っているとすぐに情報が流れてしまい検索に時間がかかるため、重要な情報や手順などは情報を整理して社内wikiに書き残しておく文化があります。

Oさんは社内wikiを常に書きためていて、「忙しいのにいつ書いているんだろう」と疑問に思っていました。

思いついた時に書いています。

「wikiは社内メンバーしか読まないので、筆が乱れていても別にいいか」と、私は割と気楽に書いています。顧客相手に書くとなると、「これで怒られないかな」と不安になってしまうので誰かに添削してほしいなと思います。

在宅勤務だと仕事とプライベートの境目が曖昧になりがちですが、スケジュール管理や時間管理、オンオフスイッチの切り替えはどうしていますか?

スケジュール管理は、1日の始めにToDoリストを作ってから作業を始めています。

ToDoリスト作りは在宅勤務が始まる前から行っています。私たちの仕事は実際に物を組み立てているわけではないので、他の人が見てどこまで進んだかわかる仕事ではないからです。変な言い方ですが、隠そうと思えば隠せるようになっているので、在宅勤務になる前からスケジュール管理・時間管理は意識するようにしています。

それでも「うまくいかず詰まってしまった。でも、もう少しやればできそうな気がする」と、時間を溶かしてしまうことがあります。そんな時はタイマーを使っています。

ポモドーロテクニックをよく使いますが、すぐ飽きてしまうので色々なタイマーを使っています。windows11についている30分タイマーを使ったり、スマホの「集中」という名前のアプリを使ったり、自分をごまかしながら飽きないようにしています。

オンオフスイッチについては特に意識していません。勤務時間で完全に仕事から締め出す、会社のルールが決まっているおかげだと思います。

勤務時間以外に会社の情報にアクセスしてはいけない※という社内ルールが決まっているので、仕事のスイッチをスムーズに切り替えられています。

※アクシアの会社情報に関するルールは以下のように定められています。
 ・勤務時間以外の会社パソコン利用は厳禁
 ・顧客へ個人の連絡先開示をしてはいけない
 ・メールなどの会社用アカウントは個人のパソコン、スマホで利用してはいけない
 ・個人のパソコン、スマホにslackやチャットワークのアプリを入れてはいけない

ただ、退勤後もコードやシステムのことについて考えることはよくあります。アクシアに入る前からですが、「この機能を実現するにはどうしたらいいだろうか?」などと考えています。

個人で勉強している時も仕事中に詰まったことが強く心に残っているので、「どうしたら解決できるだろう」と、業務とは関係ないサンプルコードで試すことがあります。オフだけど、技術的な関心が残っているという感じです。これは残業になるのかと言われたら微妙なところですが、 技術的な部分は切り離すのも難しいところだと思います。

技術に関してはプライベートと仕事で地続きになっているんですね。
家にいるとどうしても運動不足になってしまいますが、対策などされていますか?

朝散歩したり、朝晩体重を測ったり、筋トレをしたりしています。
筋トレは腰痛改善と体の衰え予防の対策として始めましたが、おかげで腰痛がなくなりました。2年半ほど継続してしていて、今人生で最もムキムキです!

在宅勤務を快適にするために購入したグッズはありますか。

サーキュレーターと加湿器を買いました。

サーキュレーターは加湿器の水分を拡散したくて買いました。北海道ということもあり、冬は乾燥しがちで手放せないので両方つけています。

あとは、久々に椅子を買いました。ゲーミングチェアではなくバランスチェアを買ってみました。

今は全然ないですが、もともと腰痛持ちなんです。椅子に座っているといつの間にかあぐらをかいてしまって……それは腰によくないそうなので、きちんと座らないと転んでしまいそうなバランスチェアを購入しました。

──── マネージャーとしての仕事の考え方なども聞けて充実したインタビューでした。Oさん、ありがとうございました!

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Mさんへのインタビュー

現在の業務内容を教えてください。

業務システムの開発に携わっています。他にはECサイトを作るなどしています。

完全在宅勤務になって良かったことはありますか。

社長もよくTwitterで言っていますが、通勤の移動時間がなくなったことです。その分家事ができる時間が増えました。

そして小学生の夏休み・冬休みの長期休暇中でも、いつも通り通常の勤務ができるところがいいです。

保育園は長い時間預かってくれるので通勤でも特に問題ないのですが、小学生になったら急に帰り時間が早くなることが多く、意外と時間の拘束が増えました。なので、小学生になった今の方が在宅勤務になってよかったと思うことが多いですね。

家に子どもがいても通常通りの勤務ができるのはよかったと思っています。

オフィス勤務していたころはどのような感じだったのでしょうか?

私が札幌のオフィスにいた時は、集中できるようにメンバーがそれぞれ壁側を向いて仕事していました。向かい合うとその人が気になってしまうので……。

あとはOさんの言うとおり、東京オフィスと札幌オフィスは常にSkypeで繋いでいました。直接でも画面越しでも見られているといういい意味での緊張感があるので、それは良かったと思います。 

slackも私が最初入社した時は使っていなくて、メールや対面でのお話が基本でした。ここ数年で色々と変わってきたなと思っています。

完全在宅勤務になって大変なことや、不便なことはありますか。

運動不足になることと、同じ会社の人とのコミュニケーションが減ってしまったことです。

あとは、たまに家族が仕事休みで家にいると気まずいです(笑)。家族なんですけど普段昼間にいない人がいると、人の目があっていつものように過ごしづらいなと感じています。

育休取得前と復帰後で変化があったことはありますか。

新型コロナウイルスが流行する前に産休に入ったので、当然オフィスに復帰すると思っていました。しかし、産休中に世の中が様変わりして、いざ復帰したらオフィスがなくなり、在宅勤務に切り替わっていました!

育休中に完全在宅になることが決まったため、 他の札幌メンバーが私のところまでパソコンなど一式を届けてくれました。育休中は他のメンバーとは個人でメールやLINEのやりとりをしたり、直接会ったりしてコミュニケーションをとっていました。特に在宅勤務に切り替わって不安だったので、実際勤務してみてどうですか、と聞くなどしていました。

育休を1年取得したので復帰後忘れてしまった仕事も多く、休み前の感覚を取り戻すのには苦労しました。時間のブランクも環境の変化も大きかったです。

 在宅勤務が始まった当時と現在を比べて変化したことはありますか。

産休中に勤務体制が変わったこともあり、在宅勤務開始前は不安感がすごく強かったです。周りに聞く人がいないため聞きやすい環境ではなくなってしまうのではないかと思っており、「やっていけるのかな、仕事していけるのかな」という不安がありました。

実際に勤務してみると、始める前に考えていた不安なことは全くありませんでした。全員が在宅勤務で、オンライン上にバラバラにいるのを考えた上での作業が当たり前になっているので、「自分が在宅だから話についていけない……」というようなことはなく安心しました。

今はもう慣れて、通常のオフィスでの勤務と同じように仕事ができていると思っています。

在宅勤務中に気を付けていることはありますか。

家だとどうしても色々なものが目についてしまうため、「緊張感が切れないように、集中力を切らさないように」というのは気を付けています。
作業部屋ではパソコンを壁側に向けていて、仕事中の私の視界にはパソコンしか入らないようにしています。

仕事以外では運動不足を解消しようと子供の送り迎えを徒歩で行くなど、できるだけ歩くようにしています。

お子さんがいるので時間の使い方が特にタイトだと思いますが、スケジュール管理や時間管理、オンオフスイッチの切り替えはどうしていますか?

時間は常に気にするようにしています。今何時か、残り時間で何をやらなくてはいけないか、などはこまめにチェックしていますね。

切り替えは意外と意識していません。子どもがいる時は2人とも一斉に話しかけてきたりするので仕事のことを考えてる余裕がなく、子どもの対応がメインになります。
静かな環境になると仕事の方にスイッチが切り替わります。

今までは物理的にオフィスに行くことで切り替えできていましたが、家の場合はそういう目に見えるものではなく、状況で切り替えている感じです。

育児と仕事を両立するために、意識していることはありますか?

急な休みになりやすいので、自分の進捗だったり、どういうことをどれくらいやれているのかなどをslackできちんと情報共有するように心がけています。

あと、仕事も一気に全部手をつけるのではなくて、分割して小さい単位でこなしていくようにしています。万が一他の人に仕事を渡すことになったときでもすぐに渡せるように、中途半端な仕事を残さないよう気を付けています。

仕事と育児を両立していてよかったことや、大変なことをぜひ聞かせてください。

割と切り替えがしやすい環境かと思っています。育児の時は育児、仕事の時は仕事、という境目がはっきりしているので、切り替えがしやすいのは良かった点だと思います。

大変なことは、子供の体調不良などで突然仕事を休んでしまうことです。周りのメンバーが急な休みを迷惑に思わずにいてくれるとわかってはいるのですが、やはり自分の中で気にしてしまう面がありますね。

あとは1日中忙しいので体力的に結構大変です。朝6時半に起きて、 子どもたちの支度をして準備して送って。帰ってきて仕事して、夜は子供たちを20時半には寝かせて、私も疲れてその時一緒に寝てしまう、という感じの生活ですね。

朝はお子さんの朝食と身支度を済ませて、20時半までに夕飯とお風呂を済ませて寝かせて……時間がなくて大変ですね。

そうですね、時短勤務させてもらえているから両立できていると思います。違う会社で9時~18時で働いていたこともありましたが、もう全然回らなくて。
気持ちの面でも、体力的な面でも本当に回りませんでした。

在宅勤務を快適に購入したグッズはありますか。

元々腰痛持ちで、長時間椅子に座っていると腰が痛くなるので、腰痛対策で椅子代わりにバランスボールを買いました。バランスボールだと全然痛くないですね。慣れるととてもいいです。

あとは温度調整しやすいように、自分用のストーブを追加で買いました。

──── 社会的にも個人的にも大きな変化があった数年間だったと思います。貴重な体験を聞くことができました。Mさん、ありがとうございました!

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Tさんへのインタビュー

現在の業務内容を教えてください。

受託開発事業部のプログラマーです。主にコードを書いて、システムの実装・修正などをしています。

完全在宅勤務になって良かったことはありますか。

通勤がなくなったことです。寒さや雨など天候を気にしなくて良くなりました。

そして、通勤時間がなくなったことで睡眠をしっかり取れるようになりました。以前は昼間も眠かったのですが、今はしっかり寝れているので元気です。慢性的に寝不足だったんだなというのを実感しています。

あとは、お昼ご飯に暖かいものが食べられるようになったことが嬉しいです。前の職場にレンジはありましたが、綺麗かどうかわからないのであまり使っていませんでした。

完全在宅勤務になって大変なことや、不便なことはありますか。

気軽に質問ができないことや、少し聞いてみたいけれど聞きにくいことが大変だとは思います。良くも悪くも雑談をする機会がないのが、コミュニケーションを取るのに難しいと少し思っています。

そして、他の人と比べる機会がないため自分の状況が全く把握できてないのが少し不便かなと思っています。特に未経験から始めたので、確実に成長できているのかわかりにくいと感じています。

あとは運動不足と肩こりです。本当に体力がなくなりました。肩こりもデスクワークになってからはひどくなりました。

未経験で入社して、誰とも会わずにいきなり仕事が始まって不安はありませんでしたか。

フルリモート勤務を希望していたので、入社当時は「嬉しいな、 これからワクワクするな」という感じでした。 

元々Web完結型のプログラミングスクールを受講していてslackで質問などやり取りをしたことがあるので、なんとかなるかなとに思っていました。悲観的にはならず、なんとかなるだろう精神でいました。

実際に仕事が始まると、わからないことがあったときに悩む時間と、そこから質問するまでのタイミングの見極めが難しいと思っています。例えば「もう少し自分で考えたら解決しそう」と思い考えすぎて時間を無駄にしてしまうなど、質問するタイミングの見極めが難しいと感じています。自分で長い時間考えたけれども、人に聞いたら秒で解決することもあります。

在宅勤務開始当初と現在を比べて変化したことはありますか。

環境や人に慣れてきて、 質問などを聞きやすくなったと思います。

他は、昼休みの時間の使い方が変わりました。本当に運動しないのでまずいと思い、昼休みに散歩に行くようになりました。

前の職場の昼休みは携帯を触るくらいしかできず、アクシア入社当初も同じように過ごしていましたが、今は散歩したり、ドラマ見たり、有意義に過ごせています。

在宅勤務中に気を付けていることはありますか。

スマートウォッチで始業時間に通知が来るようにしています。通知が来たら「あ、仕事だな」と気持ちを切り替えています。終業時も通知設定していて、パソコンの電源切ったらオフという感じです。

他は運動量が少ないので散歩したり、お昼ごはんは白米の代わりにオートミール食べたり、健康面に気をつかっています。

スケジュール管理は、タスクを渡されたら期日を聞いて、自分でタスクを分解して区切って作業しています。作業に熱中してしまうと時間を忘れてしまうことがあるので、 アラームやリマインダーをセットして時間管理してます。

スケジュール管理は慣れないと完了の目処がつかなくて区切るのが難しそうと思いましたが、いかがでしょうか?

そうですね、入社したての頃は大きいタスクを渡されて期限が見えなかったため、 やれるだけやっていくという感じでした。確認できるタイミングがあったら「この作業の期限は大丈夫ですか?」とこまめに聞くようにしていました。

あとは毎日のチームミーティングで進捗を報告する場があるので、もしも状況が良くない場合は指摘があるかなという甘えが少しありました。

今はスケジュール管理に慣れました!

他業種からITエンジニアになったきっかけを教えてください。

前職の働き方が合わず、転職を考え始めたことがきっかけです。

将来のことを改めて考えた結果、
「出産・育児など、人生色々変わっても大丈夫なように、在宅でもできる仕事にしよう。今すぐでなくてもいいから、いつかはフルリモート勤務できるような実務経験が詰める仕事に就こう」と決めました。

ではどんな職業にしようと考えたときに、昔通っていた機械系の学校のプログラミングの授業が楽しかったな、と思い出して。とても簡単なものだったんですけれども、またやってみようと思い独学でプログラミングを始めてみたんです。

実際に始めてみたら楽しかったのと、プログラマーの働き方を調べたらリモート勤務できる企業が他業種よりも多かったので自分に合いそうだなと思い、プログラマーを目指し始めました。 

アクシアのことを知ったのは、プログラミング学習用に作ったtwitterのアカウントで社長のツイートを見たことがきっかけです。「社長の考え方がいいな、この会社良さそうだな」と思っていました。その時は求人募集がなかったのですが、ちょうどプログラミングスクールの受講期間が終わっていざ転職というタイミングでプログラマーを募集していたので「もう応募するしかない!」と思って応募しました。

確かに家で仕事ができるスキルを身につけておくと、将来色々と応用が効きそうでいいですよね。
プログラマーになるために、どんな勉強や準備をされてきましたか?

プログラミングスクールを受講して、基礎を一通り学習しました。HTML/CSS、Bootstrap、JavaScript、SQL、PHP、Laravel、Gitコマンドなどです。

基礎を学んだ後はポートフォリオとしていくつかサイトを作りました。PHPを使った擬似通販サイト、Laravelを使った掲示板サイトなどです。CRUD処理※ができるように学習していました。
※CRUD処理……データベースの基本的な処理のこと。登録・参照・更新・削除の4つを指します。

社長のブログで「CRUD処理ができるといい」という話を見かけたので、「できます!」とアピールできるように勉強して、面接で話した記憶があります。

あとは少しでも武器が欲しいと思い、ITパスポートと基本情報技術者試験の資格取得のために勉強していました。

すごく念入りですね!勉強してた期間はどれくらいですか?

半年程度です。「今日はここまでやるぞ」と目標を立てて、勉強していました。資格勉強だと今日はこの章までやるぞと決めたり、この過去問の1年分の問題解くぞと決めたり、そんな感じで楽しくやってました。

今でもバリバリ勉強しているんですか?

今は平均して、1日30分取れればいい方です。もっと時間が取れたらいいのですが。

在宅勤務を快適にするために購入したグッズはありますか。

ゲーミングチェアを買いました。あとは着る毛布や、癒しをということで観葉植物やお菓子を買いました。

会社からはデュアルディスプレイが送られてきました。デスクトップPCと大きな画面2つで仕事しています。とてもありがたいです。

──── 「絶対にアクシアに入社しようと思って、社長のツイートやブログを頻繁に見ていました」と語ってくれたTさん。転職の準備からも意気込みが伝わってきました。ありがとうございました!

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インタビューを終えて

従業員たちのリアルな声をそのままお届けしましたが、いかがでしたか。

生活スタイルの違う3人に話を伺いましたが、通勤時間がなくなってよかった、コミュニケーションを取るときに不便、運動不足になった、など、共通していることがいくつかありました。それぞれが時間を活用して自分の生活に最適化したワークライフバランスをとっていることがわかりました。

オフィスがなくなって不便なことがあるかと考えていましたが、2年以上経つと慣れて不便は感じなくなっていることがわかりました。Mさんの「全員が在宅で仕事しているので話に置いていかれることがなく、オフィスと同じように仕事できている」という言葉が印象的でした。

未経験からの完全在宅勤務は、対面のときよりもわからないことを聞くタイミングなどが難しいという意見を聞けたため、まだ改善の余地がありそうだと感じました。

また、厳しい社内ルールが設定されているため、フルタイム・時短勤務関係なく必ず業務時間内で終わらせて納期を守る意識が高いことがアクシアの従業員の特徴だと感じました。タイマーを使う、視界内にパソコンしか置かないなど、各自がどうやって期限内に業務を終わらせるか工夫している様子が見受けられました。

今回社内インタビューは初の試みでしたが、さまざまな収穫がありました。また機会をみて違う内容で社員インタビューができたらと考えています。アクシア社員に聞いてみたい質問などありましたらお待ちしております!


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