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システム開発に携わるとたびたび話題に上がる「サーバー管理」。最近ではクラウドでサーバー管理することが多くなってきていますが、この記事では物理的なサーバー(主にオンプレミス型サーバー)管理について解説します。また、サーバー管理の手間と費用を削減する方法についても紹介します。

この記事で得られる情報は以下の通りです。

  • サーバー管理とは?
  • サーバー管理の具体的な内容
  • サーバー管理を自社で行うときは?
  • サーバー管理を効率化する方法

この記事がお役に立ちましたら幸いです。

システムにおけるサーバー管理とは?

まずはじめに、アクシアではIaaS型のサーバーを⻑年運用しています。(IaaS型については後述します)ここでは、従来型である物理的な機械のサーバー管理について解説します。

AWSなどのIaaS型のサーバーが一般的になる前は、サーバーを独自に購入し、データセンター内にスペースを借りて独自で運用するスタイルが主流でした。システムを運用するにあたって、「ソフト」だけではなく「ハード」もセットで運用する必要がありました。

ハードは機械ですので、故障の修理や定期な点検・交換が欠かせません。IaaSが普及する現在からは考えられないほど、システムの運用負担は大きなものでした。

システム開発や保守・運用でお困りの方はこちらからお問い合わせください。

システムにおけるサーバー管理の具体的な内容

それでは、サーバー管理ではどのようなことを行うのでしょうか。従来型サーバーを管理する具体的な実施内容は、多岐にわたります。

  • サーバー本体の導入
  • 設置場所の設定
  • ネットワーク構築
  • ハードウェア保守

その他にも、サーバーを守るための管理が必須です。詳しく見ていきましょう。

サーバーの本体の導入

  • サーバー本体を購入
  • OSのセットアップ
  • 必要なミドルウェアのインストール
  • セキュリティー設定

まずはシステムを開発・運用するにあたって、どのようなサーバーを構築するのか設計を行う必要があります。その上で、条件を満たすサーバーの本体機器を購入します。

システム運用開始後にサーバーのスペックを上げることは難しいため、数年後の使用量を想定して慎重にサーバーを検討する必要があります。設計から購入〜構築を始めるまでには、数週間〜数ヶ月を要します。

機材が揃ったあと、OSのセットアップや必要なミドルウェアのインストール、ウイルス対策や不正アクセスを防ぐためパスワード認証などのセキュリティ設定を行います。

設置場所の決定

  • 自社にサーバールームを設け設置するのか?
  • データセンターを利用するのか?

サーバーをどこに設置するかを決めます。自社内に置くには相当のスペースを必要とします。

ネットワーク構築

  • ルーター、ハブ、LANケーブルなどの必要機器の購入
  • サーバー設置環境内のネットワーク(LAN)設計・構築

サーバー機器をネットワークに繋げるためには、ルーターやLANケーブルを購入して配線を行う必要があります。メンテナンスや作業がしやすいように設置を行わなければなりません。

ハードウェア保守

  • 耐用年数に応じた計画的な部品交換
  • 故障時の対応方法の整備

機器の部品はそれぞれ耐用年数が決まっています。耐用年数が近づいてきたら部品の交換をすることもサーバー管理の仕事です。

その他

従来型サーバーを守るためには、以下のような管理も欠かせません。

  • サーバールームの温度管理
  • 入退室管理
  • 災害時の対応
  • 固定資産管理

室温の管理

コンピューターは高温に弱いため、サーバールームは常に冷房をガンガンに効かせて室温を下げる必要があります。

入退室管理

関係者以外の侵入を防ぐため、サーバールームへの施錠や、入退室記録の整備も欠かせません。本格的なデータセンターでは、静脈認証や入室時の静電気・ホコリの除去装置などが備えられています。

災害時の対応

災害が起きた時のために、独自で耐震設備の用意や、無停電電源装置の導入を行う必要があります。電力が供給されなくなっても、バッテリーや自家発電などである程度稼働できる備えが必要です。

固定資産管理

サーバーは高価であるため、固定資産として管理する必要があります。固定資産は減価償却の会計処理が必要となり、管理業務が伴います。

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サーバー管理を自社で行うときは?

現在では、従来型のサーバーを独自に運用するメリットはあまりありません。従来型サーバーのメリットとして、システムを柔軟にカスタマイズしやすいこと、セキュリティの安全性が高いことが挙げられます。

しかし、それよりも多くのデメリットがつきまといます。

  • 設置場所にかかる賃料が発生する
  • サーバーを可動させ続けるための電気代がかかる
  • 停電を前提に、無停電電源装置(UPS)を購入し、維持しなければいけない
  • サーバーを導入する際に機器の購入費用がかかる
  • サーバーを購入した後、配線やネットワーク設定を現地(データセンターなど)で実施しなければならない
  • サーバーの会計上の資産管理を行わなければならない
  • ぞれぞれの機器には耐用年数があり、経年劣化するため、交換を計画し、実施しなければならない
  • 自社ビルに設置されている場合、地震、火災などの災害を想定し、対策しなければならない

このように多くの手間と費用がかかるため、費用対効果の観点から見ると、IaaS型をはじめとするクラウド型サーバーの方が優秀といえます。

セキュリティーポリシー上、AWSなどのIaaSを利用できない場合に検討することとなりますが、初期費用、運用コストがIaaSに比較して大きくなることは覚悟が必要です。

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サーバー管理を効率化する方法

物理的なサーバーではなく、仮想サーバーを作るクラウド型サービス(IaaS、PaaS、SaaS)を活用してサーバーを管理することで、システム運用の効率化を実現することができます。(クラウド型サービスについて詳しくは、こちらの記事で解説しています。)

ここでは自由度が高く、従来型サーバーと遜色なく利用できる「IaaS」と、ソフトウェアの管理を事業者に任せて簡単に利用できる「SaaS」を紹介します。

IaaSを利用する

IaaS型サーバーは、仮想的に独立したサーバーが利用できるサービスです。現在考えられる最も合理的な方法です。詳しく見ていきましょう。

従来型サーバーのデメリットを解決

先ほど挙げた従来型サーバーのデメリットを、全て解決することができます。

  • 物理的な設置場所がいらない
  • 電気代もかからず、利用料のみ
  • 対策されたデータセンターで管理されているため、停電時の心配なし
  • 機器購入費用必要なし。必要なときに必要な分だけ仮想サーバーを構築することができる。
  • 配線を行う必要なし。ネットワーク設定はクリックするだけで遠隔操作が可能。
  • 固定資産の管理の必要なし。利用料として費用計上できる。
  • IaaSの運営者側でメンテナンスを行ってくれるため、機器の交換の心配なし
  • 災害対策がされたデータセンターで管理されているため、対策不要。災害時のリスクが軽減される

IaaS型サーバーの例としてAWS、さくらのクラウド、IDCFクラウドなどが挙げられ、アクシアの顧客でも利用実績があります。

IaaS型サーバーの運用費用は、従来型のサーバー管理に比べて格段に安くなります。災害時や物理的な侵入など、リスクの面でもIaaSを提供する事業者によって担保されていることがほとんどで安心して利用することができます。

システムのセキュリティ面も安心

仮想の専用サーバーを構築するため、社外から利用する場合でも安全に活用することができます。VPN(仮想の専用ケーブル)を併せて利用すると、第三者への情報漏えいリスクを低減してさらに安全な通信を実現することができます。

必要になったタイミングに合わせてサーバー増強ができる

また、従来型サーバーでは難しかったサーバーのスペックアップ(スケールアップ・スケールアウト)や、機能拡張を簡単に行うことができます。

スケールアップとは、CPUユニット数や、メモリー容量を増やしてサーバーを増強することで処理性能を上げることをいいます。スケールアウトとは、サーバーの稼働台数を増やし、分散処理して処理性能を上げることです。

従来型サーバーでは数日〜数週間かかるスケールアップ・スケールアウトが、設定を変えるだけで即時利用することができます。

分散処理に必要な「ロードバランサー」や、サーバーの負荷に合わせて自動的にサーバー台数を増減できる「オートスケール」など、機能拡張も簡単に利用できます。

SaaSを利用する

実現したいシステムの要件がSaaSで提供されるサービスで満たされる場合は、IaaS導入よりさらに合理的です。SaaSはサービスのアカウントを作るだけで、即日すぐに利用できることが魅力です。例えば、ストレージ管理をオンラインでしたい場合にDropbox Businessなどのストレージサービスを活用する、などといった具合です。

IaaSはハードの保守は必要ありませんが、ソフトの保守(OS、ミドルウェアを含む)は利用者が行う必要があります。SaaS型の場合、ソフトの保守もSaaS提供事業者によってサポートされているサービスが多く存在します。

導入時に確認の上、問題がなければIaaSより運用費が安くなることが期待できます。ただし、SaaSの場合は利用者個別のカスタマイズができない場合が多いので、自社の要件とマッチするサービスなのかは慎重に見極めが必要です。

システム開発や保守・運用でお困りの方はこちらからお問い合わせください。

システム運用で必要な「サーバー管理」とは?まとめ

記事の中でお話しした通り、従来型のサーバー管理は管理の対象が多岐に渡ります。従来型サーバーを利用してシステム開発や運用をする場合、クラウド型に比べて時間も費用も大量に費やすこととなります。

よっぽどの理由がない限りは、新規で構築するサーバー管理を従来型のサーバーで行う必要はありません。むしろ、現在オンプレミスで運用しているサーバーはIaaSに移行が望ましい状況です。

アクシアでは、IaaS型のサーバーの構築及び移行、サーバー構成のコンサルティングを行っています。特にAWSの利用に関しては豊富な実績があるので、サーバー管理についてお困りでしたらお気軽にご相談ください。

オンプレミスサーバーからクラウド型サーバーへの移行サービス・紹介ページ

クラウドサービス移行について具体例を掲載したシステム開発実績資料は、こちらからダウンロードできます。

サーバー管理についてお困りの際に、この記事がお役に立ちましたら幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

システム開発や保守・運用でお困りの方はこちらからお問い合わせください。