エンジニア人材紹介サービス(自社開発限定)の状況


エンジニア人材紹介サービス(自社開発限定)を2018年7月13日より始めました。

自社開発限定のエンジニア人材紹介サービス始めます

詳しい経緯は上記のエントリーをご覧いただくとして、サービスを開始してからもうすぐ1か月になりますので、これまでの途中経過を書いてみることにします。

事業の概要

サービスの内容は人材紹介です。時々人材派遣と間違われる方がいらっしゃいますが、派遣ではなく紹介です。

通常の人材紹介と違うところは、自社開発限定のエンジニア人材紹介サービスだという点です。ここが一般的な人材紹介サービスとは違います。

我々の人材紹介サービスでは、いわゆるSES事業を行っている企業は一切紹介しません。エンジニアが自社で普通に開発できる企業だけを厳選してご紹介しています。

自社開発にこだわる理由は、IT業界の多重下請け構造・客先常駐のSESと呼ばれる仕事の形態には多くの問題があり、エンジニアにとっても、顧客にとっても、さらにはIT業界にとっても弊害が大きいからです。

SESで働くエンジニア達も、客先常駐という働き方に疑問を感じているエンジニアは多いものの、普通に自社開発できる会社を見つけ出すことが今までは中々困難な状況でした。

その問題を解決するために始めたサービスが自社開発限定のエンジニア人材紹介サービスとなります。

エンジニアの状況

サービスを開始してからまだ1か月たっていませんが、お問い合わせいただいたエンジニアの数は現時点で約100人くらいです。サービスの内容をブログで告知した直後に50~60人程度のエンジニアの方からお問い合わせをいただき、その後もちょくちょくお問い合わせをいただいている状況でして、人数にして100人くらいの方からお問い合わせいただくことができました。

お問い合わせいただく方のスキルは様々です。プログラミング言語も様々ですが、客先常駐の仕事で使われることの多いJavaのエンジニアが一番多いです。サーバーサイドのエンジニアが比率としては多いですが、フロントエンドやインフラのエンジニアの方からもお問い合わせいただいております。

わずかですがプログラミングを業務で未経験の方からもお問い合わせいただくことがあります。業務で未経験の場合、SESだと全く評価されずに開発とは無関係のプロジェクトに放り込まれるようなこともありますが、自社開発の企業の場合はGitHubのソースコードを見てくれたり、趣味で書いたプログラムも評価してくれる企業はたくさんあります。

ただし業務未経験の人も誰でも自社開発の企業にご紹介できるわけではありません。業務未経験であるからこそ、ご自分で努力したものを形にしていただく必要はあります。

プログラマーになりたいと思った人がやるべき7つのこと

業務未経験で自社開発の会社にエンジニアとして転職したいとお考えの方は、上記の「プログラマーになりたいと思った人がやるべき7つのこと」をぜひご覧ください。ここに書いてあることを実践されてきた方であれば、業務未経験の方でも自社開発の企業にご紹介できる可能性は非常に高くなります。

求人企業の状況

自社開発の求人企業については、このサービスの運営母体である株式会社アトムズのネットワークを中心に集客しておりますが、先日のブログの告知だけでもそこそこ求人企業様からもお問い合わせをいただきました。

自社開発の企業が求めるエンジニアのスキルとしては、PHP、Ruby、AWSあたりが圧倒的に多いです。一部でPythonやKotlinのような技術を使っていることはありますが、主流となっている言語は現状だとPHPやRubyです。

ちなみにJavaがメインの求人企業は今のところ1件もありません。一部業務でJavaを使っているケースはありますが、メインで使用している言語は上記の通りPHPやRubyとなります。

ここはSESの世界とはかなり違いがあると思います。脱SESを目指して自社開発の企業に転職したいとお考えのエンジニアの方は、PHPやRubyを勉強しておくと良いかもしれません。

しかし自社開発の企業では、現状のスキルがどうであるかよりも、技術が好きであるかどうかや、新しい技術を容易に習得できるかどうかを重視する傾向にあります。SESで仕事してきて今はJavaしか扱えない方であっても、新しい言語を習得することが苦にならない人であれば問題ないでしょう。

その他、自社開発の企業の場合はほとんどの場合は当たり前のように服装自由です。SESのようにスーツ着用が義務付けられているようなことはありません。開発マシンについても、入社時に一定額のパソコン購入資金が支給され、エンジニアの好きな開発マシンを用意できる制度となっているような企業もあります。

在宅勤務については思っていたほど普及していないようです。自社開発の企業であってもほとんどの場合は原則としてオフィスに出勤となります。一部で在宅勤務の人も存在する企業はそこそこありますが、自由に在宅勤務を選択できる企業は現時点ではほぼありません。

事業を始めてみての感想

自社開発限定のエンジニア人材紹介サービスを始めてから、自社開発の企業やエンジニアの方とお会いしてきました。

そこで強く感じたことは、スキルを持っているのに自信のないエンジニアがかなり多いということです。SESでずっと仕事をしてきて自信をなくしているのかわかりませんが、もっと自信を持ってアピールして良いのにと思うことがあります。

もちろん全くスキルがなくて、スキルアップの努力もしていないようだと厳しいですが、自社開発の企業全てでスーパーエンジニアを求めているわけではありませんので、そこまで構える必要はありません。

逆に自社開発の企業の方も「自分たちのような会社ではどこまでエンジニアに興味を持ってもらえるかわからない」と自信なさそうな企業さんもあります。

自社開発はもちろんのこと、おしゃれな立地で、そこそこのスペックの開発マシンが支給され、残業もそれほど多くなく、フレックスタイム制で、私服勤務で、年収もSESより高いような企業でも自信なさそうにしている企業さんがあります。

SESと比較するとエンジニアにとっては天国のような環境だと私は思うのですが、自社開発の企業さんの中にはSESの惨状を知らない方も多くいらっしゃいますので、自分たちの会社の良さをわかっていないのですね。

私自身もこの事業を始めるまでは、自社開発の企業がどれだけ存在するのだろうと懐疑的になっていましたが、実際に始めてみたらエンジニアにとって働きやすい会社が想像以上に多いという印象です。というよりも良い会社がいくらでも世の中には存在します。w

今後の展望

引き続き自社開発の企業とエンジニアの方の良いマッチングを支援できるように事業を改善していきたいと考えておりますが、下記のようなことも今後は考えていきたいと思います。

一つはM&A。自社開発の企業の中には、SESの企業を丸ごと買収することを希望されているところもたくさんあります。

株式会社アトムズで人材紹介のサービスを開始しましたが、実はM&Aはアトムズの得意分野でもあります。これまでも大小合わせて数多くのM&A支援の実績があります。

SES企業の経営者の中には、SESの違法性を知らずにこの事業を始めてしまったものの、後になってSESで蔓延している偽装請負の違法性に気付いてしまった方も多いと思います。かつて私自身もそうでした。

そういうケースだと、SESから足を洗いたいと考えてはみるものの、雇用している従業員もいるしどうして良いかわからず、罪悪感を感じながらSESを続けているという企業もあると思います。

自社開発の企業がSES企業を買収するというやり方は、自社開発企業、SES企業で働くエンジニア、SES経営者全員にとってWin-Winとすることのできるやり方です。少しでもご興味を持たれたSES経営者の方はお気軽にお問い合わせください。

また事業が順調に軌道に乗り始めた際には、人材紹介サービス事業を担っていただける方を採用する必要も出てきます。すでにこの事業に興味があり、自分もSESのエンジニアを助ける事業に参画させてもらえないかというご連絡をいくつかいただいております。

近いうちに自社開発限定エンジニア人材紹介サービスにおいても採用を行うことになりますので、その際にはこのブログやアトムズのウェブサイトで告知させていただきます。ご興味のある方はぜひその際にご応募いただければ幸いです。

SES問題解決に向けた事業提携のお話などももしあればお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

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