転職できない人はなぜ転職できないのか


質問箱やDMで転職に関する相談を受けることが多くなりました。真剣に転職活動を続けていれば、その活動の中で疑問が生じ、誰かに質問することが有効な解決策であることもあるでしょう。

しかし中には、この人は本当に転職する気があるの?と首を傾げてしまうような質問をいただくこともあります。こんなことを言っているうちは転職活動がうまくいくわけがないよなと、思わず感じてしまうことも多々あります。

IT業界でも「SESはひどい」「早く転職したい」と言いつつも、いつまでたっても転職しないでSNSで愚痴っているだけの人はたくさんいますよね。さっさと行動に移してまともな会社に転職すれば良いのにといつも思います。

なぜ彼らはいつまでたっても転職できないのか?転職できない理由は様々あると思いますが、一つの大きな共通点に気づきましたので、今日はそれについて書きます。

転職できないであろう人が良く言うセリフ

ああ、この人転職できないだろうなぁと感じざるを得ない人はよくこんなことを言います。

  • いつ転職するべきですか
  • 3年は同じ職場で続けるべきですか
  • 自分にはスキルが不足しています

本当は転職したいと考えているはずなのに、こんな考えても意味のないことばかりいつまでも言っていて、実際の転職活動へと行動を移さない。いつ転職活動するべきかを問われれば、転職したいと思ったその日からですし、いまだに3年は同じ職場で続けるなどと寝ぼけたことを言っていてはいつまでたっても行動できないですし、スキルが不足するならスキルをつければ良いだけです。

また、こんなことを言う人もいます。

  • 日本企業は海外と比べて給料が低すぎる
  • 年齢を理由に採用してくれない企業が多い
  • 残業時間が多くて転職活動している時間がない

どれも企業のせいにしているケースです。自分のせいではなく他の誰かのせいにする人。

日本企業が給料低すぎと思うなら海外企業に転職すれば良いだけですがそれはやらない。理由は海外企業に転職できないからです。そうなると海外企業に転職するだけの能力が不足している本人が悪いということにはなぜか気づかない(気づこうとしない)。

年齢を理由に採用してくれない企業は確かにあるかもしれません。でもそれだったら複数の企業を受けて年齢差別しない企業の選考を受ければ良いだけです。私は少なくともこういうことを言う人が転職できな理由は年齢ではないと思っています。

残業時間が多くて転職活動している時間がない。確かにこれは事実としてあるでしょう。でもこういう人はそんな愚痴を言うだけでいつまでも今のまま動かないつもりなのでしょうか?同じ状況でも転職できている人は世の中たくさんいますし、そういう人は自分で考えて何かしらの対策を打ちます。

挙句の果てにこんなことを質問してくる人までいました。

知らんよそんなことは。38歳だろうともっと年齢が上だろうと、転職している人はいくらでもいます。誰かに聞くまでもなくそんなことはわかりきったことです。なぜわざわざこんなことを聞いてくるのか。

こういう意味のないことをいつまでも言い続けて転職できない人は、転職できない理由探しでもしているのではないでしょうか。どうやったら転職できるのかを考えるのではなくて、転職活動しない理由、転職活動しなくて良い理由を探しているように思えてなりません。

転職できない人は言い訳してばかり

上記いくつか転職できない人達がよく言うセリフをご紹介しましたが、結局のところ転職できない人というのは、一言で言うと「言い訳してばかりの人」なのだと思います。言い訳をして、何も行動しようとしない自分のことを正当化する。

「言い訳してばかり」という言葉から、先日私が書いたあるブログ記事をはっと思い出しました。

あるブラック企業経営者の思考回路

こちらのエントリーの中で私は、「ブラック企業経営者は言い訳してばかり」と結論づけています。そうか、転職できずに誰かのせいにして言い訳してばかりの人というのは、ブラック企業経営者の思考回路と全く同じだったのかと、妙に自分で納得してしまいました。

転職できない言い訳ばかりしているような人が会社経営やったら、どんな問題であっても他の誰かのせいにして自分の責任として行動しようとはしないでしょう。きっと見事なブラック企業になるだろうなと思います。w

ほとんどの人は実際に行動まで移さない

先日、質問箱でこんな質問をいただきました。

こちらのご質問の中で触れられている「7つのこと」について書かれたブログ記事はこちらです。

プログラマーになりたいと思った人がやるべき7つのこと

この記事の中で私は、プログラム未経験の方がこれからプログラマーになりたいと思った場合に、以下の7つのことを実行するように提案しています。

  1. とりあえずプログラミングしてみる
  2. 何をやりたいのかを明確にする
  3. 自分が目指す業界のことを知る
  4. 本格的にスキルを習得する
  5. 何でも良いので何か一つ作ってみる
  6. ソースコードはGitHubで公開する
  7. 取り組んだことはブログで公開する

この内容は、私がもし今プログラム未経験だったとしたら何をやるか?を想定して書いたものです。ここまでやりきればSESなどではない、まともな会社でプログラマーとして雇ってくれるところはあるだろうと想定して書いたものです。

よくありそうな「これをやれば簡単にプログラマーになれる」といったハウツーの類のものではなく、エンジニアとして本質的なスキルアップを目指すことを想定して書いてあるので、お気軽に簡単にできるとも思っていません。でもこれをやりきれば必ずプログラマーへの道は開ける内容となっています。

この質問者さんは、私が書いた7つのことを実行に移したところ転職活動がうまく進み始めたようですが、その一方で「7つのこと」をやらない人が多いのでは?という疑問を持たれています。

そしてその疑問は正しいです。

ほとんどの人は「これやるといいよ!」と勧められたとしても、実際に行動までは移しません。「これやりたい!」と思っても実際に行動まで移す人は限られています。

アクシアの場合は今だと応募者の9割以上は業務経験者となっており、業務未経験者の比率は少なくなってきているのですが、その中でも業務未経験者の方で、「7つのこと」を全てやりきって応募されてくる方というのは本当に限られています。

起業なども同じことが言えます。私の周りにも昔から「いつかは自分で会社を作りたい」という人はたくさんいます。でも実際に起業に向けて勉強したり準備したりする人はごくわずか。さらに実際に起業までたどり着く人はその中のごくわずか。ほとんどの人は実際に行動なんかしませんし、行動に移しても途中でやめてしまいます。

実際に行動さえすれば会社設立なんてたかが知れてるんですけどね。(会社経営を継続することは難しいw)

転職したいなら行動あるのみ

転職したいと願うのなら行動あるのみです。話はそこからです。「そのうちやる」ではなく、できれば今日から行動開始です。

だからと言って勢いだけで今の会社を辞めるみたいなことはバカのやることです。いつまでも意味のないことで悩むのではなく、「どうすれば転職できるのか」を考えて戦略を立てるところからスタートです。

自分の希望条件に合った会社をピックアップしたり、技術が不足するのであればスキルアップの計画を立てたり。どうすれば目的とするところまでたどり着けるかを考える。

「自分にはどうせ無理だ」と諦めている人もたくさんいますよね。でも無理ではないですから。行動していないだけです。自分には無理だと嘆く前に、どうすれば自分の希望を実現できるか頭を使って考え抜くことです。

その上で出てきた質問内容になら、喜んでお答えします。くれぐれも言っても意味のないバカな質問はしてこないようにお願いしたいです。

意味のないことで悩むのはやめて、とにかく行動しましょう。(自戒も込めて)