会社のウェブサイトをリニューアルして半年ほど経ちました。
永江さんにコンサルをしていただき、単なるウェブサイトのリニューアルにとどまらず、書籍の出版なども含めて総合的な情報発信力が大幅に強化されたと感じています。
ウェブサイトリニューアルしてから半年経って起きた変化について備忘録的にまとめてみました。
ウェブサイトリニューアルしてからの変化
ウェブサイトリニューアル前は月に1,000人も見にこないようなダメダメな会社ウェブサイトでした。それでも仕事は受注できていたので根拠のない変な自信を持っていたのですが井の中の蛙だったと思います。
以前と比較したときの変化について簡単に箇条書きでまとめてみますとこんな感じです。
- ページビュー数は40倍に増加
- 1年に1人程度だった求人応募者は毎日応募がくるくらいまで増加
- 取材や講演の依頼がちょくちょく入ってくるようになった
他にも色々あるかもしれませんが、ざっとすぐに思いついたものはこんな感じです。
求人応募者数の大幅な増加
ウェブサイトリニューアル前はせいぜい1年に1人程度が会社ウェブサイト経由で求人応募してきてくれる程度でした。ほとんど何か間違ってたまたま応募してきてしまったくらいのレベルです。
それがリニューアル後はどんどん求人応募者数が増えていき、ほぼ毎日会社ウェブサイト経由で求人応募をいただくくらいまで応募者が大幅に増加しました。
応募者数が大幅に増えたことで採用には全く困らなくなりました。会社の労働環境は良かったので以前から求人媒体にお金を払って掲載すればそれなりに人は集まっていたのですが、最近ではもう特に求人媒体に掲載する必要がなくなってしまったほどです。
短期間の間に集中して採用を強化したい場合には今後もどこかの求人媒体にお金を払って求人を出すことはあるかもしれませんが、普段は求人媒体に掲載する必要がほとんどなくなってしまったため、求人掲載費用のコストがなくなりました。
応募者数が大幅に増えただけではなく、応募者の質が非常に良くなりました。どう良くなったのかというと、会社のことを調べつくした上で応募してきてくれる人が増えたため、面接の時に話が非常にスムーズに進むようになりましたし、応募時点で会社のことを良く知った上で応募してきてくれるため、内定を出した場合の内定辞退がほぼなくなりました。
残業をなくしてホワイトな労働環境を作った時には、能力の高い求職者が応募してくれる率が高くなりましたが、情報発信を強化してからは会社のことを良く知った上で応募してきてくれる人が増えました。
Twitter、ブログ、書籍などで会社のことを深く知っていただき、それに共感して応募してきてくださった方と話をすることがこんなに楽なことだとは正直思いませんでしたね。
いちいち会社のことを細かく説明しなくてもわかってくれますし、価値観にギャップがある人をスクリーニングする手間も省けます。最初から価値観のあった人が応募してきてくれることが多いですから。
これからの時代はますます人材不足が深刻になっていくことは明らかですし、ウェブサイトリニューアルによって採用力がここまで強化されたことは会社にとっては大きなメリットでした。
取材や講演の依頼が入るようになった
リニューアル前はほとんど取材や講演の依頼をいただくことはありませんでした。取材の依頼があったとしても、取材とは名ばかりのこちらがお金を払って記事を掲載する「広告」の営業ばかりでした。w
今でも取材のふりをした広告の営業は時々くるのですが、雑誌等の取材や講演の依頼をちょくちょくいただくようになりました。
ウェブサイトリニューアル前と比較して何か取り組んでいる内容が大幅に変わったわけではないのですが、やはり残業ゼロというホワイトな労働環境を用意しているだけではダメで、それをきちんと世の中に向けて情報発信して多くの人に知っていただくことは企業として重要なことということですね。
取材で記事にしていただいたり、講演等で会社の取り組みについて知っていただくことは、アクシアのことを知っていただくことはもちろんですが、ホワイト企業が少しでも増えていくことに貢献できると思っていますので、今後もご依頼があれば積極的にお受けしていきたいと考えています。
ホワイトな労働環境だけではなく情報発信することの重要性
別にホワイトな労働環境でなくとも、何か一つでも他社と違う強みがあれば良いと思うのですが、その強みを持っているだけでは宝の持ち腐れで、企業としては情報発信することの重要性についてこの半年間強く感じました。
半年前と今とで取り組んでいる内容に大きな変化はありません。しかしながら世の中からの反応はこの半年間で大きく変化しました。
先日大学の就職業務に携わっている方々の集まったグループディスカッションに招かれた時に、ホワイト企業として招かれていた他社さんが「うちは残業時間が短いことなど、ホワイトな環境については情報発信することはしていない」とおっしゃっていました。
え?なんで?と思われるかもしれませんが、その企業がホワイトな労働環境についての情報発信をあえて行わないようにしていた理由はこちらです。↓
良い環境がそろっている会社だと思われると、自分では努力しようとしない消極的な人が集まってきてしまうことが嫌だということでした。
確かにそういう消極的な人とは私も一緒に働きたくないですが、情報発信すると優秀な人材もたくさん集まってきます。消極的な人が集まらなないようにするために情報発信しないというのはもったいないなと感じました。
まとめ
企業にとっては情報発信しないというのは仕事をさぼっていることと同じでした。SNSなどで情報発信を行うことは企業の営業活動と同じだということを肝に銘じて、今後も情報発信に力を入れていきたいと思います。
今日は札幌に来ていますが今日の札幌は暖かく感じますね。寒いのが嫌いな私には助かりますが、来月あたりからは絶望的な寒さになることを覚悟しておきたいと思います。。