昨日は都内の私立大学の就職業務関連の方達が組織している研究会のグループディスカッションに招いていただき、大学職員の方や他のIT企業の方達と議論させていただく機会がありました。

主に最近の採用の動向や実態、最近の学生やその変化などについてグループディスカッションで話をしてきたのですが、他社さんの生の事例などは中々聞ける機会も少ないですし、非常に有意義な時間となりました。

その中で企業側が採用でどんな点を重視しているかというテーマについてのディスカッションがあったのですが、他の企業さんの人事の方のご発言で面白い発言がありましたのでご紹介させていただきます。

会社に育ててもらう気満々の人はうざい

昨日招待してもらっていた企業はホワイト企業としてご招待いただいたわけですが、某ホワイト企業(上場企業)の人事の方が次のようにご発言されていました。

自分で成長する努力もせずに、会社に育ててもらう気満々の求職者ははっきり言ってうざい

他の企業の人事の方が発言された内容です。私が言ったのではないです。(←ここ重要w)

上場企業の人事の方がSNSなどでこのような発言をされると一瞬で炎上しそうな内容ですが、インターネットとは隔離されたクローズドな空間ならではの発言かもしれません。

ちなみにこちらの発言に対して、その場にいた多くの方々が全力で賛同していました。顔を真赤にして「むきいいいいいい」と批判してくる人がいそうですが、企業から育ててもらうことを当然の権利のように思っている人は、企業からこのように思われているという事実は知っておいた方が良いかと思います。

企業は育ててもらう気満々の人を全力で回避しようとする

別に自己の成長のために会社の研修制度等をフル活用することは良いのです。しかし企業から育ててもらうことを当然の権利のように考えて自分自身では大した努力もしないということであれば問題はあります。

そういう人を受け入れてくれる企業があれば良いのですが、企業はそういう「自分で努力しようとしない人」を全力で回避しようと考えています。はっきりと言わなくても選考の過程で様々な視点からそういう人が会社に入ってこないように選考しようとしています。

どんな分野でも同じことが言えますが、権利の主張だけする人は嫌われますよね。企業としても、権利の主張だけしてるような人は嫌いなわけですよ。

教育は企業の当然の義務だ!と吠えていることは勝手ですし、競争に勝つために必要と判断されれば企業は教育に投資をしますが、「自分で成長する努力をする人」と「自分では成長する努力をしない人」がいた場合に、企業は前者を選びますよというだけのシンプルな話です。

これに対して企業批判しても別にいいですけど、そんなこと言われても企業もボランティア活動をしているわけではありませんので、自分では成長する努力をしない人をわざわざ採用してあげるようなことをするわけありません。

企業が求職者から選んでもらえるようになるために努力が必要なように、求職者だって企業から選んでもらいたいのであればそれなりの努力はした方が選んでもらいやすくなります。努力もせずに「自分を雇って全部面倒見てよ」ってちょっと???となってしまいますね。

育ててもらうことを権利として主張したいのなら、自分でお金を払って何かのスクールにでも通ってください。

「育ててもらう」姿勢の人は成長スピードが遅い

企業は競争に勝つために必要だと判断すれば教育に投資するわけですが、いずれにしても自分で成長する努力する人に対して、努力しない人が勝てることなどまずありません。成長スピードが全然違います。

システム開発の仕事をやりたい人で、あまり自分で成長する努力をしない人は業界経験が長くなればなるほど辛くなってくるかもしれません。自分で努力する人との差がどんどん開きますし、後から入ってきたやる気のある後輩にもどんどん追い抜かれていくからです。

自分で成長する努力をあまりしない人でも、研修制度が整備された会社に入れば入社後1年とか2年ならまだマシかもしれませんね。でも5年、10年と時間がたつにつれて段々と辛くなってくると思います。

どんなに研修制度が整備された会社に入ろうとも、研修の中でやれることには限りがあります。自分で勝手に努力して成長していく人にはどうやったって勝てるわけがありません。

だから企業は育ててもらう気満々の人を全力で回避しようとするわけですけど。

自分なりのペースでできることをやれば良い

自分で成長する努力をする人を企業は好みますが、別に企業の研修制度に期待することがダメなわけではなく、要は取り組み姿勢の問題です。前向きに積極的に取り組む人なのか、そうではないのかで成長スピードが全く異なります。

冒頭で紹介した某ホワイト企業の人事の方が「うざい」とおっしゃっていたのは、後ろ向きな人がうざいということでしょう。成長することに前向きな人であれば、ガッツリとは勉強する時間が取れなくとも、気になったところを少しウェブで検索して調べてみるとか、成長するために必要なことは自然とやってくれます。

でも後ろ向きな人だと会社で言われたことしか一切やらないどころか、会社で言われたことですらまともにやってくれなかったりもするので、企業としてはお荷物の存在にもなりかねません。だから「うざい」と思われてしまうのでしょう。

これ多分、会社に育ててもらう気満々の人はうざいと多くの企業から思われています。正直にうざいと言ってしまうと炎上してしまうかもしれないので誰も言いませんが、やっぱり一緒に仕事するなら前向きな人とやりたいですからね。