ちょっと前にこんなブログを書きました。
これまでにアクシアが出会ってきた顧客でひどかった会社をピックアップしてご紹介したわけですが、同じようなとんでもない顧客から被害にあわれた方がたくさんいらっしゃったようで、多くの方に読んでいただいております。
本日は顧客ではなく、アクシアが今まで遭遇してきた”求人応募者”の中でひどかった人達をピックアップしてご紹介してみようと思います。もう10年以上も採用やってるとですね、それはもういろんな方達がいらっしゃるわけですよ・・・。
以前は私も若かったせいか、変な人が応募してくるとすぐにイラッとして「俺の貴重な時間を返せ」と思っていたのですが、最近では心に余裕が出てきたのかわかりませんが「お、また面白いやつが応募してきているなwww」と穏やかな気持で対峙できるようになりました。w
他にも色々変な人はいたような気がしますが、10年以上にもなりますし記録に残しているわけではありませんので、思い出せる限りでピックアップしてみました。
第10位:毎回応募してくる常連さん
2度、3度応募してこられる方というのはたまにいらっしゃるのですが、3年間くらいの間、求人広告を出す度に毎回応募されてくる方がいました。ブラック企業時代は採用しては離職しての繰り返しでしたので、結構な頻度で求人広告を出していたのですが、毎回必ず応募してくる。しかも掲載開始されてから応募までのスピードが毎回早い。w
おそらく新着求人に片っ端から応募される方だったと思うのですが、余計なお世話かもしれませんが私が個人的に心配してしまったのは、その方、3年間くらいずっと応募を繰り返されていましたが、ステータスがずっと離職中でした。
その後無事に就職できたのか陰ながら心配しております。w
第9位:履歴書に買ってほしい物リスト添付
書類選考の段階で提出してもらった履歴書に、アクシアに買ってもらいたい物リストが色々と記載されていた方がいました。
パソコン(細かいスペック指定w)、モニタ、タブレット、スマホ、デスク、椅子など、「私が入社した際にはこれらの備品を貴社負担でご用意ください」と履歴書に書かれていました。
まあ、会社にとってプラスになるなら買いますけどね。後にも先にも書類選考段階で買ってほしいものリストを添付されてきた方はこの方1人だけだったと思います。w
第8位:豊かな生活をしたい未経験者
経験者の方の場合だと、それまでの経歴やスキルを踏まえて給与の交渉を企業と行うというのは普通の光景だと思うのですが、全くの未経験者の方が面接の時に給与の交渉をされてきた方が今までに1人だけいらっしゃいました。
会社側としては全くの未経験の人の間で理由もなく給与に差をつけるわけにはいきませんから、その説明をした上で、どうして給与を上げてほしいのですか?と聞いてみたところ、
私は豊かな生活を送りたいからです!
という力強い回答が返ってきました。ぜひ頑張ってスキルを伸ばしてから給与を上げてもらって豊かな生活を送ってくださればと思います。w
第7位:一方的に年齢で採用する企業を批判
確か40歳くらいの方からの応募だったと思うのですが、書類選考で出してもらった履歴書の自己PR欄に、年齢で採用可否をジャッジする企業に対する批判が延々と書いてありました。
年齢で採用の判断をしていませんか?最近はそういう企業が多くて困ります。
そんなこと言われても、うちは別に年齢で採用ジャッジしてないし。少なくともあなたが採用されないのは年齢のせいじゃないと思うよ。w
第6位:長時間労働が得意アピール
アクシアは残業ゼロのIT企業としてホームページとかにもちゃんと書いてあるのですが、自分がいかに長時間労働が得意であるかを延々と自己PR欄でアピールされてくる方が結構多くて困ります。
IT業界のブラック企業ウケしそうなアピール内容がつらつらと書かれているのですが、こんな人雇ったらうちの会社がブラック企業になっちゃいますよ。迷惑なのでやめてくださいね。w
第5位:強みは「無限に近い体力」
これは結構最近きた応募者ですね。長時間労働が得意な人達の中のキングです。Twitterにも書きました。
今日来た求人応募者のアピールポイント。「私の強みは無限に近い体力です」やめてマジで。#ブラック社員
— 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) March 9, 2017
そんなにうちの会社をブラックに陥れたいんでしょうか?やめてくださいねマジで。w
第4位:匿名希望さん
なんかやたらと個人情報に敏感な応募者さんがいらっしゃいまして。。提出してきた履歴書に書かれていた名字が「匿名」で名前が「希望」という方がいらっしゃいました。
もちろん自宅住所や電話番号など書かれていません。顔写真も貼っていません。入手できた唯一の連絡先はフリーメールのアドレス一つでした。
求人募集に対して応募してこられたはずですよね。うちの会社に入りたいと思っているわけですよね。何がやりたいのか全くわからない方でした。お前はCIAかよ。w
第3位:仕事の取れないフリーランス
普通に求人応募されてきて書類選考通過して面接となったんですが、面接も終盤に差しかかってきた頃に、満を持したように「就職するつもりはない」と言われてしまいました。あ、話してみた結果うちの会社はご希望に沿わなかったのかなと思ったのですが違いました。
その方、採用面接の場を利用してアクシアに仕事くださいと営業かけてきただけのクズのフリーランスでした。仕事が取れなくて困ってて、でも普通に電話営業かけても門前払いされちゃうから、求人応募者のフリして直接会える機会を強引に作ってきたわけです。
これには本当に頭にきましたね。こっちも時間割いて書類選考も面接もやってるわけなのに、目的を偽って採用面接の場で仕事くださいと営業かけてきただけのゴミクズ野郎でした。
第2位:洗濯物を持参
面接の場に私服で来られる方とかは今時は結構いるので別に驚かないのですが、透明なゴミ袋に洗濯物を詰めて持参されてきた方にはさすがに驚きましたね。
個人的には形式的なTPOよりかは、もっと実質的で本質的な相手への敬意だったり配慮だったりを重視するタイプではあるのですが、面接の場に洗濯物をパンパンに詰め込んだゴミ袋を背負ってくるのはさすがにTPO違反ではないでしょうか。w
第1位:前職の会社の顧客リストをお土産として持参
前職の会社も同業者の方からの応募だったのですが、「私を採用してもらえれば前の会社の顧客も一緒に御社に連れてこれます」と面接の場で言って来られた方がいました。
これはさすがにやばい!やばい点は大きく分けて2つで、1つはそんなことすれば普通に前の会社から訴えられてしまうこと。その方個人だけではなく、会社ぐるみでやればアクシアまで訴えられてしまいかねないのではないかと思います。前の会社の顧客リストはその会社の機密情報です。
もう一つのやばい点が、こういうことを平気でやってしまうような人を採用してしまえば、この人がうちの会社を辞めていく時にまた同じことをやるに決まってますよね。そんな人を採用できるわけがありません。
本当にとんでもない応募者でした。
世の中本当に色々な方がいますよね。これからも多くの個性豊かな応募者の方達との出会いを楽しみにしております。w