先日とある経営者が労働者に対して「権利を主張する前にちゃんと働いて」と主張していたことに対して、ネット上で様々な論争が起きていました。この手の話は批判されることが多いですよね。まともな批判なら意味もありますけど無意味に噛み付いてくる人が多くて面倒くさいなあと思ってしまうこともあります。
賛否両論あるということは議論の余地が十分にあるということだと私は思うのですが、Twitterだと無意味に噛み付いてくる一部の残念な人達のせいで話がまともに進まないので、「権利を主張する前に働け」は正しいのかどうかについて、私の考えをブログで一方的に展開したいと思います。w
労働者を悪く言うと批判されやすい
Twitterを始めてまだ5ヶ月あまりの私が偉そうにこんなこと言うのもアレですが、Twitterで情報発信してきてわかったことがあります。それは労働者を悪く言うツイートは批判されやすいということです。
労働者批判と喫煙者批判のツイートをすると必ず何人かフォロワーが減ります。w
労働者批判のツイートに対しては無意味に噛み付いてくるアホが何人か出てきますが、喫煙者批判のツイートに対しては直接言ってくるのではなくて見えないところで陰でコソコソ批判してる人がたまにいるようです。ww
一方で業界批判、顧客批判、経営者批判などは非常に喜ばれます。下記の記事などは非常に多くの反響がありました。↓
人売りIT派遣企業の経営者と思しき一部の方からはこれらも批判を受けました。当たり前ですけどみんな自分のことを悪く言われるのは嫌なんですよね。労働者批判をすると反感を買いやすいのもこれが理由だと思います。
みんな自分のことは悪く言われたくない。
ほとんどの人は労働者という立場ですので、労働者を悪く言うと反感を買って批判されることが多いのだと思います。
「権利を主張する前に働け」についても同じことが言えると思います。権利を主張する前に働けと言われているのは労働者ですよね。労働者批判をされると気分を害する人が多くいるのです。
労働者批判をしているその主張が正しいかどうかについては特にふれることなく、「だって十分な給料払わない経営者が悪いんだろ」「でもまずは経営者が義務を果たすのが先だろ」といった感じで「だって」「でも」のオンパレードです。レベル低すぎ。まるで子供の喧嘩です。こんなんではまともな議論になるわけがない。
普通に考えて労働者にだってクズはいるでしょ
経営者や企業のクズはすぐにブラック企業だといって猛烈に批判されます。まあこれは当然です。批判されて然るべきでしょう。
でもどうして労働者のダメなところをダメだと言っただけで「だって」「でも」と子供のような経営者批判で返ってくるのでしょうか?普通に考えて経営者や顧客にヤバイのがいるのと同じように、労働者にだってヤバイやつはたくさんいるでしょう?労働者批判がどこかタブー視されているのはおかしいでしょう?
チンパンジーでもわかるように図にしてみました。w
現状だと経営者批判は十分に行われていると思います。何かあればすぐにブラック企業として叩かれる世の中です。このペースで続けていけば良いと思います。
それに対して業界批判と顧客批判は一応ありますがまだまだ足りてないですね。IT業界で言えば違法な偽装請負についてみんな認識しているはずなのにどうして皆さんここまでおとなしいのか?もっと批判の声をあげて業界を変えていくべきでしょう?
顧客批判についてもまだまだ足りてないですね。ブラックな顧客は批判して理不尽な要求を許さないようにしていかなければ自分達がとばっちりを受けるだけでしょう。
そして労働者批判です。ここはもうある意味タブー視されているところもあると思います。本当は皆さんの身の回りにもクズと呼べるような労働者はいたのではないですか?
誤解のないように言っておきますと、私は別に他と比べて能力が低かったり成果があげられなかったりすることをクズとは言ってません。会社だって売上がそれほど大きくなくて小さな会社というだけでクズだとかブラック企業だとは言わないでしょう?そんなのは人それぞれであって個人差があるのが当然。
私が批判されるべき、是正されるべきだと思っているのはもっと程度の低い労働者の話です。
仕事中ずっと寝ていたり、仕事中ずっとネットサーフィンしていたり、残業代稼ぐために何もしてないくせにいつまでもタイムカード切らずにコーヒー飲んで時間を潰していたり、定期代ちょろまかして会社のお金を泥棒したり、パワハラやセクハラしたり・・・
こういう労働者に対しても「権利を主張する前に働け」と言ってはいけませんか?
会社という存在を見ても、その中には経営者と労働者が存在するわけです。ヤバイ経営者が駆逐されるのは当然だとしても、ヤバイ労働者の問題にも目を背けずに正面から向き合わなければならないのではないですか?
ヤバイ労働者の問題も解決していかないと全体として良くならないのに「だって」「でも」と子供のようなことを言って経営者に責任転嫁しているだけでは状況が良くならないのではないですか?
労働者の権利ばかり主張するのはおかしい
Twitterなどの情報を見ていると一方的に労働者の権利ばかり主張する人がいます。
「権利を主張する前に働け」に対しても、雇用契約を締結した後にそういうこと言うのは悪質なクレーマーと同じだなどとトンチンカンなことを言う人がいました。だったら雇用契約結んだ後に労働者側も企業に文句言うな!という主張がまかり通ることになってしまいますよ?入ってみたら実はブラック企業でした、でも雇用契約締結後にそういうこと言うのは悪質なクレーマーと同じだから文句言わずに働いてくださいねということが成り立つわけがないでしょう。
それにまっとうな苦情を言うことをクレーマーとは言いませんからね。提供しているサービスがおかしければクレームを付けるのはいいんですよ。理不尽な文句を言ってくる人のことをクレーマーと言うだけです。ちゃんと働いていない人に対して働けというのはクレーマーじゃないですよ。
また従業員が勉強する時間を労働時間として認めるべきだとか、会社の業務時間を2時間早く切り上げて毎日従業員が業務時間内で勉強する権利を与えるべきだみたいなことを言ってくる人もいました。しかもその勉強時間には飲み物やお菓子などを企業側が用意して提供するべきだとも言われたことがあります。
普通の感覚の人なら何言っちゃってんの?と思うはずですが、こんな主張をする人が世の中には大勢いますね。会社としても必要性や意義を感じれば業務指示として業務時間内で勉強してもらうことは当然やりますよ。でもそれは企業側の裁量としてやることであって、労働者の権利なんかじゃないですよ。企業としては費用対効果を考えて投資として業務時間内で社員に勉強してもらうわけです。少なくとも業務時間内で勉強させてもらうことを従業員の権利などと言っている人に投資をしても効果は期待できないですから私ならそんな人には1分も勉強時間は与えないですね。会社は学校じゃないんです。
私は日頃から判断に迷った時には正しいことをやろうと考えるようにはしていますが、別に聖人君子でもありませんし労働者に奉仕する奴隷になろうとは思っていません。企業は経営者と労働者が一体となって売上と利益をあげていかないといけないんです。上記のような勘違いした労働者の要求全部聞いていたら会社は倒産してしまいますよ。w
ちゃんと働いていない人に対してちゃんと働けと言うのは当然
業界のおかしなことに対してはおかしいと言う、おかしな顧客の要求は飲まない、おかしことやっている経営者はブラック企業として批判していく。どれも当然のことです。それと同列の話でちゃんと働いていない労働者にちゃんと働けと言うのは当たり前のことです。まずは経営者が義務を果たせなどということがナンセンスです。
既に述べましたが、他の人と比べて能力の低い人、成果の上がらない人をちゃんと働いていないと言って切り捨てるということではありません。大勢の人がいれば相対的に能力が劣る人、成果の低い人がいるのは当たり前でしょう。
パレートの法則で80:20の法則というのがありますが、下位20%の人なんて定期的に入れ替わるものです。プライベートで気分が落ち込むようなことだってありますし、体調が優れない時だってあるでしょう。そういう人はほっとけばいいんです。ほっとけばそのうちやる気を出す人も出てきますから。
繰り返しになりますがちゃんと働いていない人というのはこういう人達のことです。
仕事中ずっと寝ていたり、仕事中ずっとネットサーフィンしていたり、残業代稼ぐために何もしてないくせにいつまでもタイムカード切らずにコーヒー飲んで時間を潰していたり、定期代ちょろまかして会社のお金を泥棒したり、パワハラやセクハラしたり・・・
周りの人に迷惑をかけているこういう人達の批判や対策はもっと普通に議論されていくべきだと思います。一括りに労働者の悪口を言っていると言って批判されるべきではないと思います。
ダメなものをダメだと言うのは当たり前のことでしょう。。まあでも今回は思いっきり労働者批判ですのでTwitterのフォロワーがガクッと減りそう。w 別にいいですけどね。
私が労働者ならきちんとダメなものにはダメだと言ってくれる経営者の下で働きたいと思うので、これからも言いたいことはどんどん発信していきたいと思います!