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プロジェクトが予定通りに進まないと、人数を増やして対処しようとすることがシステム開発の現場ではよくあります。いわゆる人海戦術というやつです。システム開発のプロジェクトが炎上する理由は様々ですが、炎上したプロジェクトだと人海戦術はよく行われます。

人が足りていない時に人を増やすのはマネジメントの手法の一つとして正しいです。人を増やすこと自体は問題ないのですが、なぜか人を2倍にしたら生産量も2倍になる、あるいは人を2倍にしたらスケジュールが半分になるという前提で考えてしまう人がいます。

当然そんな大雑把な計画がうまくいくことはほとんどありませんから、予定通りに進まない状況が悪化して炎上したプロジェクトの火に油を注ぐ結果になることもあります。

追加でアサインされたメンバーは、特にプロジェクトに参画したばかりの頃は期待するパフォーマンスを発揮することが難しい場合が多いのですが、その理由について私の考えをまとめてみました。

コミュニケーションコスト

人数が増えれば増えるほどコミュニケーションのコストは上がっていきます。

こんな感じで人数が増えれば増えるほど、人と人の間の線(コミュニケーション)は増えていくので、コミュニケーションコストは増大していくことになります。

だからこんな感じでリーダーを置くことでコミュニケーションコストを減らすわけですね。

これは非常に単純化した話なので、実際にはこんなにシンプルな話にはなりませんが、いずれにしても人数が増えれば増えるほどコミュニケーションコストは増大するという事実に変わりありません。

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人間関係の問題

仕事に人間関係を持ち込むなと正論を吐いたところで、人間ですからどうしても人間関係はあります。人間関係が良くないと、上記で説明したコミュニケーションコストはさらに増大することになります。

元からチームメンバーとして信頼関係ができている間柄であれば、コミュニケーションはスムーズに進むかもしれませんが、後から入ってきたメンバーと信頼関係を構築するためには時間も必要です。元々いたメンバーと同等の人間関係を構築してスムーズなコミュニケーションができるようになるためには時間のかかるメンバーもいるでしょう。

マネジメントする側は、コミュニケーションが円滑に行われるように、メンバーの人間関係にも配慮しなければいかない場合もあります。人間関係が好ましくないメンバー同士を同じチームにアサインすると、コミュニケーションコストが増大することがあります。

メンバーごとの得意・不得意

単純な機械であれば、機械の数を倍にすれば生産量も倍になるかもしれません。しかし人間は機械ではありませんから、それぞれ能力が異なり、得意・不得意もそれぞれです。

マネジメントする側の人間は、こうしたメンバーごとの特性も見極めながら最も効率的な方法を模索していくわけですが、単純にメンバーの数が2倍になったからといって、必ずしも生産量を2倍にできるわけではありません。

特に難易度の高いタスクを対応してもらうメンバーには高度なスキルが求められます。よく言われる話ですが、猫踏んじゃったを弾ける人を100人集めても、ショパンを弾けるようにはならないのです。ショパンを弾くためにはショパンを弾ける人を連れてくる必要があります。

体調やメンタルの問題

人間は生き物ですから、体調を崩してしまう時もあれば、精神的な問題を抱えてメンタル不調で仕事のパフォーマンスが上がらないことだってあります。仕事では特に問題がなくてもプライベートで問題を抱えていてメンタル不調になる人だっています。

マネジメントをしているとメンバーにこうした色々な問題が発生する場面はよくあることですから、人数を増やしたところでこうしたリスクもマネジメントしておかないと、想定外の事態に対応できなくなってしまいます。

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キャッチアップコスト

あとから入ってきたメンバーは様々な情報をキャッチアップしなければなりません。元からいたメンバーには当然の内容として認知されているプロジェクトのルールや、プロジェクト特有の事情、該当プロジェクトで扱うシステムの仕様等、仕事を進めるために必要な情報は多々あります。

このキャッチアップコストはどんなに優秀なメンバーであっても必ず発生します。本来のパフォーマンスを発揮できるようになるためには時間が必要なのです。

そもそも後から入ってきたメンバーのスキルが十分ではない場合、ルールや仕様の把握以外にも、スキルの育成が必要になってしまう場合もあります。そうなるとキャッチアップ(というよりは育成)にかかるコストは膨大なものになってしまいます。

こうしたキャッチアップコストを想定せずに、メンバーが2倍になったからといって最初から2倍の生産量を想定してスケジュールを引けば当然のことながら破綻します。

マネジメントコスト

マネジメントする側の人間は上記のような問題に対処しながらうまく舵取りしてプロジェクトを進めていく必要があります。人数が増えれば増えるほど、マネジメントコストが増大していくことは当然のことです。

人数が増えてきたらリーダーの数を増やさなければならないかもしれません。それなのに必要なチーム編成を行わないと、冒頭で述べたコミュニケーションコストが非効率なままプロジェクトが進行してしまいますので、それでプロジェクトを成功に導くのは困難を極めるでしょう。

メンバーが2倍になれば、その分のマネジメントコストも見込まなければなりませんから、単純に生産量も2倍で想定してしまうと破綻してしまう可能性が高くなります。

人間は生き物である

人間は機械ではなく生き物です。いつも思った通りの状態で物事が進むことの方が珍しいです。だからこそ日々状況を観察しながら、毎日発生する計画のズレを補足して対処していく必要があります。そのためのマネジメントです。

本当に人を2倍にしてら単純に生産量も2倍になるのであれば、そのプロジェクトにはリーダーやマネージャーは不要でしょう。プロジェクトは単純計算が難しいからこそ、マネージャーが必要なのです。


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