労働者だって企業から搾取するのをやめるべき


企業と労働者の関係は対等でなければなりません。企業が労働者に対して過剰な要求をして搾取することはブラックだと叩かれますね。そうやって労働者から搾取しようとする企業がブラック企業として叩かれることは当然なのですが、

企業から搾取しようとする労働者の存在

についてはあまり触れられることがないですよね。企業と労働者が対等な関係であるべきならば、おかしなことやっている労働者についてはもっと批判があっても良いのではないかと思う次第です。

この図で赤丸ついている人たちをどうするかという問題についてもきちんと考えていった方が、社会全体の生産性を高めていけると思います。

低賃金で求人出している企業の何が悪いのか

会社から支払われる給与額が低すぎるということで批判をする人がいます。その批判が妥当であることもあるでしょう。

しかし入社する前に給与額は提示されているはずですし、求人詐欺でもない限りは双方合意の上でその会社に入社しているはずです。条件が希望と合わなかったのであれば他の会社を選択することも可能だったはずです。

条件を合意した上で入社しておきながら、入社した後でその会社の給料が安すぎるということでブラックだと批判することはちょっと違うのではないでしょうか。

嫌なら最初からその会社に行かなければいい

給与額がどんなに低かったとしても、それが最低賃金を下回らない金額であり、求職者に誤解を与えるような情報の提示の仕方をしていなかったのであれば、企業側は何も責められるようなことはありません。

それで必要な人材が集まるのであれば企業は堂々と条件を提示すれば良いと思います。

もちろん入社前に提示されていた条件面に嘘があったという求人詐欺に関しては話が全く別です。求人詐欺の場合は入社前に合意していた内容に嘘が含まれており、労働者を騙しているわけですから求人詐欺の名前の通り、それは詐欺そのものです。

求人詐欺は詐欺行為なので批判されるのは当たり前ですし、違法行為に対しては厳しい対処がされるべきです。しかし双方合意したのに後からそれについて文句を言うという行為は、因縁をつけているのと同じです。

また当然のことながら、双方合意していたとしても最低賃金を下回るような額で給与設定されているのであればそれは違法ですのでもちろんアウトです。

今の環境が嫌なら自分で行動した方が良い

今の自分の仕事の諸条件に不満があって嫌なのであれば、愚痴をこぼしているだけではなくて自分で何かしらの行動を起こした方が良いです。

ずっと文句だけ言い続けて何も状況が変わらないのと、転職するなりスキルアップするなりして自分で行動を起こすことで状況が好転する可能性があるのと、どちらの方が良いですか?という単純な話です。

どうせ文句だけ言っていたところで何も変わらないのだから、ほとんどの人は「自分で行動する」の一択でしょう。状況を良くするために自分で行動して前向きに考えた方が自分のためになります。ところがTwitterでの反応を見ていても、ごく一部の人からは異議があるようです…。

「そんなに嫌ならやめたら?」になぜか反発する人がいる

今いる環境がそんなに嫌なのであればやめたら?と私などは思うわけですが、なぜか「嫌ならやめればいい」に猛烈に反発する人達がいます。

経営者やそれなりの権限のある管理職であればともかく、一般の従業員が自分の所属する会社を大きく変えていくということは現実的には中々難しいものがあります。それであれば一般の従業員が大きな不満を抱えたときに取れる手っ取り早い方法は「転職」となります。

今の待遇が自分の実力にそぐわないと思うのであれば、自分の実力にあった待遇を提示してくれる会社に移れば良いだけです。嫌ならやめたら?と多くの人は思うわけですが、それに反発して文句をいう人達がいる…。

そういう人達は要するに、辞めたところで今よりも好条件の仕事を獲得する自信がなかったり、そもそも辞めてしまったら他の会社に就職する自信がなかったりすることが多いようですね。

でもそうすると、今の待遇はその人達に対する妥当な評価なのでは?と思います。他の会社に行っても待遇が改善しないのであればそれがその人の市場評価ということです。待遇面で会社側が文句を言われる筋合いはないでしょう。

今の評価・待遇が妥当なのであれば、それを今よりも改善したいのであれば自らの能力アップをしていくしかありません。勉強してスキルアップしていけば当然そのスキルを持った人材をほしがる会社は出てきます。

でもそういう人達は自らスキルアップして自分の市場評価を高める努力はしたくないと言います。もっと給料はほしい、今の自分の能力では今以上の給料は見込めないとなれば、普通の人は今よりも評価してもらえるようにスキルアップを考えます。

しかし「今よりも給料はほしいけど努力はしたくない」という人達が一部では存在し、そういう人達は不満はあっても今の会社を辞めたところで待遇が今よりも改善することは難しいことを薄々自覚しているので、「嫌ならやめたら?」という意見に対して必要以上に反発するのでしょう。

企業に対して期待過剰なんじゃないの?

自分では特に行動もしないし何か努力することもしたくない。そんな自分だけど企業さん何とかしてくださいって、企業に対していくらなんでも期待しすぎなのではないですか?

企業は労働者と対等な立場でなければならず、企業が労働者から搾取することがあってはなりません。使用者という立場上、企業側に強大な権力が存在し放っておくと労働者側が搾取されてしまいますから、そうならないように労働基準法で労働者は保護されています。

しかし企業は売上・利益を追求する組織であって、戦力にならない(なろうと努力もしない)労働者を保護するための機関ではありません。企業と労働者が対等な立場であろうとするならば、労働者側も企業に対して自分の能力・成果以上のものを要求するべきではないと思います。

過剰な要求をすることは、それは「搾取」と呼ぶのではないですか?企業に対して労働者が必要以上に過剰な要求をするということは、労働者が企業に対して搾取をするということではありませんか?

企業に対して過剰な要求をして搾取しようとする労働者が存在した場合、企業として取りうる選択肢としては「その労働者を雇用しない」という一択です。きちんと役割を果たしてくれて対等な関係でいられる人だけ雇用します。

企業に対する要求が過剰になればなるほど、努力できない・行動できない人にとっては厳しい環境になっていくはずです。違法行為をしている企業は是正していかねばいけませんが、それは全く別の次元の問題です。

労働者に対して過剰な要求をして労働者から搾取しようとするブラック企業が世の中には存在しますが、企業に対して自分の貢献以上の過剰な要求をする労働者がやっていることはブラック企業と全く同じことです。それは単なる「搾取」に過ぎません。

労働者の方こそ企業から搾取する行為をやめるべきです。

企業に競争力をつけさせることを考えないと意味がない

私は企業と労働者は対等な関係でなければならないと考えていますが、一方的に労働者の権利だけ主張するような人も世の中には存在します。私がそういう人が嫌いな理由は、あまりにも短絡的にしか物事を考えていないからです。

企業が労働者に対して待遇を良くしようとする場合、企業の売上や利益が上がるように競争力をつけていく必要があります。競争力をつけないと従業員の待遇を良くすることなどできません。短期的には多少待遇を改善できたとしても長期的には続きません。

利益を増やさないと待遇を良くしていくこともできないという当たり前の話です。よって企業に過剰な負担を強いて企業の競争力を落とすようなことは、労働者にとっても不利益となることは明らかです。

それなのに短絡的に労働者の権利ばかり主張して企業の負担を増大させて企業の競争力を落としてしまうようなことを主張する人が結構いますよね。企業vs労働者ではないのですよ。企業が成長しないと労働者の待遇も改善することなどありません。

企業の競争力をつけさせるためには企業に対してあまり過剰な負担を要求してはいけません。企業は労働者を保護するための機関ではありません。そういう社会保障的なことは国が担えば良いのであり、企業には思う存分自由競争を行うことができる環境(負担の少ない環境)が必要だと思います。

そうしないといつまでたっても日本は他の先進国に比べて労働生産性が低い、給料も低いと馬鹿にされて続けてしまうのではないでしょうか。悔しい…。

どうしても努力したくない能力もないという人を企業に負担させるのではなくて、生活保護やベーシックインカムで社会保障した方がみんなが幸せになれると思うのですが…。

 

労働者から搾取するブラック企業を撲滅するだけではなくて、企業に過剰な負担をかけて企業から搾取する労働者の問題にも向き合っていかなければ、日本の生産性が高まることは中々難しいのではないかと思う今日この頃です。