もう社畜自慢をしている場合じゃない


私が学生時代、就職活動していた頃は長時間労働がもてはやされる時代でした。会社説明会に行って、エンジニアに一番大切な能力は何ですかと質問すると「体力です」と回答する会社が多数ありました。面接では長時間残業や徹夜作業ができるかどうかを聞いてくる会社がたくさんありました。

あれから15年ほど経ちましたが、今では各社が自社のホワイトな部分をアピールするように変わりましたね。とはいえ以前と比べると異常なまでの長時間残業は少なくなってきたのかもしれませんが、まだまだ実態としては劣悪な労働環境の会社はたくさんあると思います。

アクシアが残業ゼロになったのは2012年10月からですが、残業の多いIT業界の中で残業ゼロはすごいねと言われることは多々あっても、今ほど顧客からも働く人からも残業ゼロであることで注目されることはなかったように思います。

流れが大きく変わったのはやはり電通社員の過労死自殺の事件だったと思います。あれ以来ガラッと世の中の空気みたいなものが変わったように思います。今ほど残業削減や働きやすい労働環境について世の中が盛り上がったことはなかったと思います。

ちょっと前なら残業やめて早く帰りましょうと言ったところで「何言ってんだ働け」と言われてしまって一蹴されていたかもしれませんが、今はそんなことも言ってられなくなってきました。世の中全体が働き方改革の方向に進み始めた今は、これまでの劣悪な労働環境を変えていくチャンスだと思います。

何かをやろうとした時に世の中の流れというものは非常に大事ですので、今は残業削減して労働環境を改善していきやすいタイミングにあると思います。今こそ働き方を変える時です。

今変わらないと時代に取り残されてしまうかもしれない

今はまだ多くの会社が働き方改革に取り組み始めたばかりかもしれません。時流に乗って会社のPRや求職者への人気取りのために形式的な制度の導入だけしている会社も多いように思います。

しかしどの会社も避けて通れない現実として、労働人口の減少による深刻な人手不足の問題があります。これからどんどんこの問題の深刻度は加速していくはずです。

労働人口が不足する時代では、今までのようにフルタイム残業バリバリが前提だと働けなかったような人達にも戦力になってもらうように会社の仕組みを変えていかないといけません。具体的には労働環境を改善し、フルタイム残業バリバリ以外の多様な働き方を実現できる会社にしないと、労働力の確保が困難になってしまいます。

また労働者が会社に望むものも以前とはかなり違うトレンドとなってきました。以前は残業が少ないことや休日が多いことよりも、給料が多いことを重視する人が多かったですが、2017年これが始めて逆転しました。残業が少ない・休日が多いことを重視する、すなわち労働環境を重視する傾向は今後ますます強くなっていくと思われます。

こんな時代ですから、労働環境を改善できない会社は今後人材採用が難しくなっていきます。

残業が多いと採用が厳しくなる時代がやってきた

労働環境を改善しないままだといずれ新しい人を採用できなくなってしまい、労働力不足で倒産してしまうという時代におそらくなっていくのだと思います。

今は働き方改革のかけ声のもと、会社の労働環境を改善していくタイミングとしては絶好の機会です。今労働環境をしっかり改善しておけば今後ますます人材不足の傾向が強まる時代にも、採用を有利に進めることができるはずですが、今のまま何も変わらずにいると気づいた時には手遅れになってしまっているかもしれません。

今変わらないと時代に取り残されてしまうかもしれないというのは、かなり現実的な話だと思います。

自分達の会社には残業削減は無理だと思っていないか?

2012年に残業ゼロを実現してから、色んな人達とお話する中で言われてきたことがあります。それは、

うちの会社に残業削減は無理

ということです。自分の会社には残業削減することなんて無理だと思ってしまっていませんか?実は私自身にもアクシアには残業削減は無理だと思ってしまっていた時期がありました。

でも実際に無理だと思ってしまっているうちは無理なんですよね。無理だと放り投げてしまう前に、どうすれば実現できるか真剣に考えて取り組まないと話になりません。まずは最初から無理だと放棄してしまうことをやめるところからスタートしませんか?

それに残業まみれの会社って実は残業まみれになるようなことを自分達自身でやってしまっているんですよ。結果には必ず原因があるわけです。残業まみれになってしまっている原因は自分達自身です。

私が大学受験のために予備校に通っていた時の先生がよく言っていたことがあります。

痩せたいな~って言いながらアンパン食べてるデブになるな

痩せたいなら痩せるための行動をしろと言う単純なことですね。アンパン食ってるからデブになるわけです。w これを言っていたのは予備校の先生なので、大学受かりたいなら受かるための行動(勉強)をちゃんとやりなさいという意味でもちろんおっしゃっていました。

残業なくしたいな~と言いながら残業まみれになってしまうような行動を自ら行ってしまっていませんか?自分達には無理と言い訳する前に、自分達自身で残業まみれになるようなことをしてしまっているという事実を受け入れるべきだと思います。

自分達の会社や業界は特殊だと思っていないか?

自分たちの会社や業界は特殊だから残業できないと思いこんでいる人もたくさんいるようです。私自身もIT業界は特殊だから残業はしょうがないと思っていました。

でもよくよく考えてみたら本当に特殊でレアな会社なんてほとんどないはずです。私自身もIT業界が特殊なんて考えが今になってみるとアホらしく思ってしまいます。IT業界なんて別に特殊でもなんでもなく、IT企業は世界中に存在してますし、日本にもIT企業と呼ばれる会社は数え切れないほどあります。

自分達の会社や業界が特殊だと誰でも思ってしまうところがあるかもしれませんが、外から見たら特殊でも何でもありません。きっと世の中の99%以上の会社は普通の一般的な会社でしょう。つまりどの会社でもその気になれば残業削減して労働環境を改善することができるということです。

自分達は特殊で特別だという思い上がりをまずは捨てるべきです。自分達は特殊だから無理だと思考停止してないでちゃんと考えましょう。

残業ゼロの会社は特別なのか?

自分達には無理だと言い訳するのはやめてください、自分達の会社や業界は特殊だと思考停止するのはやめてくださいと言っても、「じゃあわかった。自分達が特殊じゃなくて普通なのは認める。でも残業ゼロを実現しているアクシアさんが特殊なんでしょ?」という人もいました。

確かに今だけを見ると残業の多いIT業界の中で残業ゼロを実現している会社は特殊に見えるかもしれません。でも別に特殊でも何でもありません。アクシアだって他の多くの会社と同じ普通の会社です。

2012年まではアクシアも他のIT企業と同様に残業まみれだったことがその何よりの証拠です。残業ゼロを実現できたからといって何も特別な企業ではないんですよ。

自分達には無理だと諦めてしまうことも、自分達の会社や業界は特殊だと思考停止してしまうことも、残業ゼロを実現できた会社が特殊なんだと逃げてしまうことも、要は全部ただの言いわけです。言い訳ばかりしているから何も変わらないのではないでしょうか?

今までだとそういう言い訳ばかりして逃げていても会社が存続できていたかもしれませんが、既に述べた通りこれからはそれだと新しく人を採用することができなくなって会社が存続していくこと自体が難しくなっていく時代になってきているわけです。

もうこれ以上言い訳は通用しませんし、世の中がこれほど働き方改革で盛り上がっていることは働き方を変えていく大きなチャンスです。今こそ考え方を変えて働き方を変えていく時ではないでしょうか?

もう社畜自慢をしている場合じゃない

自分の会社がいかにブラックであるかを自慢している人達はたくさんいますよね。深夜まで残業していることを自慢げに話したり、休日出勤していることを面白おかしく話している人がたくさんいます。

その気持ちはわかります。すごくわかります。私自身もずっとブラックな環境で育ってきましたから。「俺こんなに残業しちゃったよ!w」と人に自慢したくなる気持ちはよくわかります。

でもそろそろ社畜自慢をするだけというのはやめにしませんか?

だって社畜自慢だけしていても何も良くならないじゃないですか。いや別に社畜自慢してもいいと思いますよ。自虐ネタというのは見ていて面白いですからね。私も時々自虐ネタを話す時はありますし。

でも自虐ネタを話すだけで人のウケを取っているだけでは面白いかもしれないけど何も良くなりません。社畜自慢をするだけではなくて、少しでも自分達の環境が良くなるように行動していくようにしませんか?行動しないと何も変わりませんよ。

アクシアも自分達で行動することで変わることができました。社畜自慢だけして満足するような愚かなことはもうやめて、これからは少しで良いので自分から行動していくようにしませんか?

どんな会社でも変わることはできる!

おそらく今自分のいる会社がブラック企業だとすると、自分の会社が変わるなんてことは想像もできないと思います。アクシアも残業ゼロになる前は社員からそう思われていたに違いありません。それでもアクシアは変わることができました。どんな会社でも変わることはできるはずです。

決して自慢できるような内容ではありませんが、2012年以前のアクシアでは月の労働時間が300時間を超えるようなことは当たり前にありました。これほどのブラックな環境の会社は中々なかったと思います。

それでも残業ゼロを実現できて今でも継続中なわけですから、どんな会社でも変わることはできるはずです。50時間程度の残業であれば本気になればすぐにゼロにすることも不可能ではないと思います。

元々ホワイト企業だった会社が言っても説得力はないかもしれませんが、超絶ブラック企業だったアクシアでも残業ゼロを実現できたということに着目していただきたいです。今はブラックでも改善する道は必ずあります。

どこにでもある普通の会社であるアクシアでも変わることができたのですから、どんな会社でも変わることはできます。もうこれ以上言い訳するのはやめて自分達自身が働き方を変えていくという覚悟が必要です。今こそ働き方を変える時です。