プログラマーになりたい人が考えるべきこと


ソニー生命保険が実施した調査結果では、中学生・高校生が将来なりたい職業で中学・高校ともに男子はエンジニアが1位という結果になっていました。

将来なりたい職業(中学生)

将来なりたい職業(中学生)

将来なりたい職業(高校生)

将来なりたい職業(高校生)

中高生が思い描く将来についての意識調査2017

子供はテレビや漫画の影響をとても受けやすいので、ひょっとしたら時期的に「逃げるは恥だが役に立つ」の影響もあったのではないかと思っています。プログラマーになればガッキーみたいな人と仲良くなれるかもみたいな。w

理由は何であれ、世の中全体で人手不足の状況になってきておりプログラマーも同じく人手不足ですから、この業界に興味をもってもらえることは大変喜ばしいことだと思います。

最近Twitterなどで「IT業界への転職を考えている」「未経験だけどプログラマーになりたい」といったご相談を受けることも多くなってきましたので、IT業界への転職を考えている方や将来プログラマーになろうとしている方向けに、「プログラマーになりたい人が考えるべきこと」として私の意見を書いてみたいと思います。

未経験でもプログラマーになれるか

この質問、結構聞かれることが多いのですが、「なれます」としか答えようがありません。だって最初は誰でも未経験なわけですし、生まれた時からプログラマーの人なんていないですから。みんなどこかのタイミングでプログラムを習得してるわけでしょう?

年齢制限があるとか何か理由があるならわかりますが、どんな職業だとしても最初は誰でも未経験です。プログラミングをやったことない人でも本当にプログラマーになりたいと思っているのならぜひチャレンジしていただきたいです。

プログラミングは簡単だとは言いませんけど、そんなに恐れるほどでもありません。少なくともプログラミングを習得することよりも英語を習得することの方が大変だと思います。覚えなければいけない文法の数も、人間の言語よりもプログラミング言語の方がずっと少ないですからね。

ただし新しい技術がどんどん出てきますし、難しいことをやろうとするとプログラミングは色々と奥が深いので、常にスキルアップしていく姿勢が必要です。

理系でないとプログラマーになれないか

これも結構聞かれることありますが、はっきり言って全く関係ないですね。文系でプログラマーになっている人なんていくらでもいます。私自身も文学部英米分学科出身で、大学でプログラミングなんて全くやってなかったですけど、普通にプログラマーになれました。

それに私自身は大学でプログラミングを学んできたからすごいと思った人は一人もいないですね。そういう専門の学部で学んできたということよりも、私がすごいなと感じた人達というのは、趣味でプログラミングをやってきた人達ですね。プログラミングが好きで好きでしょうがないという人達です。こういう人達の中には越えられない壁のようなものを感じるような人もたまにいます。

海外のように専門の学部を出ていないと門前払いのようなこともありませんし、自分でしっかりスキルを身につければ問題ありません。

プログラミングに興味があるという人は山ほどいる

未経験だけどずっと前からプログラミングに興味があってやる気もあります!という人は実はたくさんいます。こういう人がたくさんいるということは、プログラミングに興味があってやる気があるというだけでは選考を通過できないということです。

本当にずっと前からプログラミングに興味があったとしたら、自分でプログラミングやってみてますよね。まあ多少興味があったのだとしても、その程度のやる気だと判断されてしまいますよね。

プログラミングに興味があると口では言うけどパソコン持ってませんというような人はもうちょっと考え直してください。

未経験でプログラマーに転職しようとしている人というのは、このように口ばかりで何も行動を起こしていない人というのがほとんどですので、逆にきちんと行動を起こしてプログラミングの勉強している人は、それだけで一歩リードできるということです。

自分でスキルアップしようとしない人は厳しい

これはシステム開発の業界に限ったことではないかもしれませんが、自分でスキルアップしようとしない人にはプログラマーという職業は中々厳しいと思います。会社の教育ばかりをあてにするような人にはプログラマーはお勧めしません。

会社には会社で人材育成を行っていくことは必要ですが、エンジニアにも自身でスキルアップしていく姿勢が必要だということです。

新しく覚えなければならないスキルは日々登場してきますし、プログラマーは一生勉強が必要になります。全く勉強しないエンジニアもいるんですが、そういう人ってスキルレベルが10年前の状態のままほとんどストップしていたりします。そうするとプロジェクトチームにとってはお荷物になってしまいます。

「プログラマー35歳定年説」なんてものがあるのですが、自分でスキルアップしようとしないプログラマーは確かに35歳くらいで使い物にならなくなってしまうかもしれませんね。その人のスキルは10年前の状態でストップしたままなので、最新テクノロジーにもついていけないし、若いプログラマーに迷惑をかけるだけみたいになってしまいます。

挙句の果てに「俺はマネジメントをやる」とか言い出してチームで幅を利かすようになったら最悪です。きちんとしたマネジメント能力があればいいですけど、そういう人は単に勉強してスキルアップすることから逃げただけの人ですから、そういう人がマネジメントする立場に立ってしまうとプロジェクトが炎上してしまったとしても仕方がないとしか言いようがありません。

このように自分でスキルアップしていく姿勢がない人だと他のメンバーの足を引っ張るだけの存在になりかねないので、プログラマーは厳しいと思います。

資格は別に取らなくてもいい

この資格がないと採用できないみたいな資格がある場合は取るしかありませんが、そういった制限がなければ資格は別に取らなくても良いと思います。資格を持っていたからといってそれに関する仕事ができるとは限らないので、私の場合は参考程度にしか見てません。

もし資格を取るのであれば、就職やキャリアのためというよりは、自分の知識習得状況のチェック目的で利用すると良いのではないでしょうか。

資格は無いよりはあった方が多少マシな程度だと思います。

一番良いのは自分でプログラムを作ってみること

システム開発の仕事を既にやったことがあるのであれば、その経歴をアピールすることが可能ですが、全くの未経験の場合だと経歴をアピールすることはできません。上でも書いた通り、興味があります・やる気はありますだけだと書類選考で落とされてしまう可能性は高いです。

未経験の方が(未経験でなくとも)開発会社に対してアピールする方法として効果的なやり方は、自分で実際に何かプログラムを作ってみることだと思います。作るプログラムの内容は何でも構いません。自分が作りたいと思ったもので良いと思います。

そして作ったプログラムはGitHubにでも公開しておいて、それを履歴書に書いておけばプログラムを見てもらえるので手っ取り早いと思います。

こうして自分で作ったプログラムのソースコードを見せてもらえると、開発会社側としてもとても安心して選考を進めることができます。というのも、プログラミングの能力というのは書類選考や面接からだけではどうしても判断することが難しい側面があるからです。

全くプログラミングの知識がない人はさすがにすぐにわかりますが、多少プログラミングの経験があるけどスキルレベルはたいしたことないというようなレベルの人がやっかいでして、こういう人が口が達者だと能力がないことを見抜けないことも正直あります。そんな感じで騙されて実力以上の高い給与設定をしてしまうと、一度決めてしまった給料は簡単に下げることはできませんから、他の従業員に対して不公平になってしまいますし、ただのお荷物になってしまうこともあります。

それに対して、過去に作ったプログラムソースコードを実際に見せてもらうことができれば、その人がどんなソースコードを書けるのかを見ることができるので、開発会社側としてもミスマッチを防ぎやすくなって大変助かりますし、安心して選考を進めることができます。

ただし他の人のプログラムを盗むのは当たり前ですけどやめましょう。信じられない人もいるかもしれませんが、こういう人もたまにいます。どこかに落ちてるサンプルコードをコピペしてきて、それを自分で作りましたと嘘をついて送ってくるんですが、そういう人ってご丁寧にプログラムコメントとかまでそのままコピペしてるので意外とバレバレです。w

ブラック企業にはくれぐれも気をつけること

もし自分で勉強して実際にプログラムも作ってみてGitHubに公開するところまで達成できた人がいたら、いろんな企業から内定をもらえる可能性が出てくると思います。その時に、

ブラック企業にはくれぐれも気をつけてください。

ブラック企業は次々に人を採用しては使い捨てにして人が辞めていってしまいます。そういう会社に入ってしまうとせっかく未経験から努力してプログラムを覚えてきたとしても「こんなはずじゃなかった」とこの業界に転職したことを心から後悔してやめていってしまうことにもなりかねません。

上で書いたようにエンジニアであれば自ら努力してスキルアップすることを常に考えるべきですが、就職する会社では良い経験を積めることを期待するべきです。せっかくプログラマーになろうとして自分で勉強して努力してきた人には、エンジニアを右から左に流してマージンを儲けることしか考えてないゴミ企業にだけは引っかかってほしくありません。

中でも特に常駐開発を行っているソフトウエア会社だけは何としても避けることをお勧めします。

常駐開発をやっている会社なんてはっきり言って開発会社とは言えませんからね。みんな自称開発会社ですけど。こういう会社に入ってしまうとまともな実務経験を積むことができないことなんて当たり前のようにあります。

IT業界でのブラック企業の見分け方についてはぜひ下記の記事も参考にしてください。

ブラック企業の見分け方(IT企業編)

プログラミングがやりたいのであれば大企業には要注意

プログラミングをやりたいと思っているのであれば、残念ながら大企業は諦めた方が良いかもしれません。SIerと呼ばれる大企業でプログラミングを仕事にできているエンジニアは本当に限られているからです。

大企業での仕事内容といえば、顧客と要件の調整を行う、下請け会社の管理を行う、進捗状況の管理を行うなどが中心となってきます。プログラミングとは程遠い世界で仕事することが多くなってきます。

別にそういう仕事の仕方が悪いわけではありません。しかしプログラミングがやりたくてそういう会社に入ってしまうと、自分のやりたかったこととの違いに悩むことになるかもしれません。実際にプログラミングが好きでこの業界に入ったのに、全くプログラミングとは無縁の仕事ばかりで悩んでいる人は多いと思います。

システム開発の会社と言っても、システム開発には様々な工程があって、実際にプログラミングを行う工程のボリュームはシステム開発全体の半分もないかもしれません。中にはプログラミング工程は一切行わないような会社もあります。

自分がやりたいことは何であるかを良く考えて、ミスマッチがないように会社を選びましょう。

 

ブラックだと言われることの多いIT業界ですが、この人手不足の時代にエンジニアになりたい人が結構多いということは嬉しいことですね。

アクシアでも5年後、10年後にさらに進行するであろう人手不足の時代に備えるために、2017年2月に札幌にオフィスを新設しました。営業目的ではなくて採用目的です。IT企業がそれなりにあるのでエンジニアの人も多く、情報系の学部のある大学や専門学校も多い場所です。

札幌では東京以上に常駐開発の仕事ばかりですので、フルタイムで働けない子育て中の主婦の元エンジニアがたくさんいるのではないかと予測し、見事にはまりました。

今日からまた札幌で採用開始してますので良かったらご応募お待ちしてます。元エンジニアで子育て中主婦の方を想定してパートタイムで募集出してますがフルタイムでも大歓迎です。