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アニスピホールディングス様

アニスピホールディングス様は、人の福祉とペットの福祉に必要なサポートサービスを提供する会社です。

2019年度より、子会社であるキュワンシステム様の保守体制・開発の体制の一部をアクシアに移管いただき、障がい者グループホーム向けの運営・請求管理をするシステム「しょ〜あっぷ」を共同開発しました。

今回のインタビューでは、上原様に共同開発体制に変更後の効果と、開発プロジェクト進行時のエピソードをお伺いしました。

_____ システム開発にあたっての経緯をお聞かせください。

もともとは弊社内で製作していたシステムでしたが、内製体制の維持が難しくなってしまいました。しかし、システムの保守と開発体制を維持する必要がありました。

体制維持をしたい旨をアクシアに相談し、「他社システムの保守・運用」と「月額制開発サービス」の提案をいただき、2019年度より保守・開発の一部をアクシアにアウトソーシングすることにしました。

アニスピホールディングス様の共同開発依頼背景。

_____ 以前はどのような課題を抱えていましたか?

しょ〜あっぷは、グループホームの運営管理や利用者様の日々の様子の管理、請求(国保連への請求)までをカバーできるシステムです。競合との差別化ポイントとして、「日報記録機能」「シフト作成機能」を搭載して構築し、リリース予定でした。

※国保連への請求…グループホームの利用者がサービスを受けると、サービスを提供した事業者は費用の原則9割を国保連(国民健康保険団体連合会)へ、残り1割を利用者へ請求している。介護報酬請求業務と呼ばれる、経営に関わるとても重要な業務。


完全内製で製作していたときには、請求までできる段階までは完成していましたが、搭載する日報記録機能とシフト作成機能の仕様がまとまっていませんでした。そのままなし崩し的に開発をすすめた結果、バグが多く修正が大変な状態になってしまい、リリースがほとんどできていませんでした。

_____ アクシアにご発注をご決断いただけた理由をお聞かせ下さい。

紹介がきっかけです。
開発体制と技術力において信頼できると感じ、共同開発のパートナーとして依頼を決めました。

_____ 内製から共同開発体制に変更後の効果についてお聞かせください。

一番効果を実感していることが、完全内製に比べてスピードが速くなったことです。月額制開発サービスの強みである、柔軟でスピード感のある開発を行うことができました。

従来の開発でよくある、「仕様変更や優先順位変更のたびに見積もりを出してもらって協議して……」という段取りが入ると時間がかかってしまうため、その時間を省くことができる月額制開発を選択してよかったと考えます。

また、以前と比べて売上がアップしました。事業数が順調に増えており、新規契約に関する問い合わせも増えています。

顧客満足度も上がっているように思います。最初はバグによるクレームが多かったのですが、体制変更後は改善されていき、そのような内容の問い合わせがとても減りました。

_____ プロジェクトの進行について、工夫したポイントがあればお聞かせください。

システム開発の要件定義、仕様決め、テストなどという各工程のスピードを上げなくてはなりませんでした。そのため、次のように工夫をしました。

まず、なるべく社内の要望を取りまとめて、システムとして実現してほしい形の言語化や画面図など、仕様をしっかりと詰めてからご提案するように心がけました。

法令改正によるシステムの仕様変更が頻繁に発生するため、ユニットテストによる自動テストを積極的に導入し、仕様変更時の退行テストの実施難易度を下げる対応を行いました。

また、開発順位が流動的に変更することがあったため、月額制開発サービスの柔軟性を活用して実施優先度をオンラインミーティングで協議しながら進行をしました。開発のスピードを上げるためにコミュニケーションを取ることを意識し、進捗確認を定期的に行うようにしました。

_____ プロジェクトの進行について、苦労したポイントがあればお聞かせください。

システムが引き継がれていくうちに、仕様がよくわからなくなってしまっている部分やこちらが思った通りの動作をしない部分があり、こういった部分の仕様をどう決めていくべきなのか、仕様の決定に苦労しました。

障がい者グループホームの報酬請求の仕組みや、国保連の請求システムとの連携など、業界の専門的な業務知識が求められたため、プロジェクトの初期段階は現行システムの解析に加え、業務知識の習得と社内へのノウハウの蓄積を並行して行う必要がありました。

国保連の請求システムとの連携にあたっては、国保連から提供されている情報のみでは判断できない仕様が多く、国保連からテスト環境も提供されていないため、事前検証が困難でした。報酬改定が行われた後に初めて発覚する仕様もあり、柔軟な対応が求められました。また、都道府県ごとに解釈・考え方が違うため、調べながら仕様を決めていきました。

2021年度の法改定(報酬改定)は、改定内容が多岐に渡りました。さらに、国保連にて改定内容が確定するタイミングも改定が行われる日の1、2ヶ月前となったため、スケジュールがタイトな中進行する必要があり、とても大変でした。

_____ 期待していなかったが、思わぬ効果があったことなどはありますか?

期待していなかったとは少し違いますが、ようやくシステムが販売できる状態にまで持ってこれたことが嬉しいです。想定していたとおりのシステムに仕上がってきました。

12月~1月にUI、サジェストを用意して改修し、より良くしていく予定です。

_____ 逆に、期待に届かなかったポイントなどはありますか

2020年の9月ごろ、(上原様がシステムの担当者として)きてすぐにシステムの状況を確認し、改善したいポイントを最初の段階でまとめておいたのですが、報酬改定のリリースなどが割り込むなどしてそこまで至らなかったことです。

本当はバグが起きる部分を丸々改修したかったため、少し残念でした。

_____ 今後もし予算があれば、さらなる改善を行いたいことはありますか?

現代はGoogleマップなど、非同期通信のサービスに慣れている人が多いです。そういった方からすると使いにくいところがあるのではと感じ、ユーザーが迷わないようにする改善が必要だと考えています。

特に、受給者証の設定部分でわかりにくいところが多々あるので、ウィザードやサジェスト機能を充実させたいです。

現在はペンディングしていますが、生活介護サービスなどといった弊社の他サービスへの展開も課題です。

_____ 今後アクシアに改善をしてもらいたい点があればお聞かせ下さい。

機能追加するとバグが出るのは仕方ないことだと考えますが、テストを充実させていただけるとありがたいです。

また、月額制開発サービスの性質上、不具合が発生した場合にどちらが対応するのかの切り分けがあいまいになりやすいため、しっかりと切り分けをすることが必要だと感じました。
※2021年11月現在、不具合に関する切り分け対応については対策済みです。

_____ 苦労したエピソードが多くありましたが、売上アップや顧客満足度として効果が現れているお話を伺うことができて、一安心しました。ようやく想定していたとおりのシステムに仕上がってきました、という一言には、感慨深いものがありました。

アクシアはこれからもアニスピホールディングス様とともに、より使いやすいシステムにするための改善をすすめてまいります。

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