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「保守を断られてしまった」「急に保守費を値上げされた」「そもそも開発会社と連絡が取れない」――他社が作ったシステムを抱えたまま、こうした状況で止まってしまう会社は少なくありません。
結論から言うと、他社が開発したシステムの保守は、条件さえ押さえれば引き継げます。アクシアは他社開発システムの保守移管を30社以上、保守・運用そのものは15年以上手がけてきました。この記事では、「引き継げるかどうか」を分ける条件と、条件が揃っていなくても諦めなくていい理由を、発注者の視点で整理します。
こんな状況で止まっていませんか
システム保守の引き継ぎ(保守移管)を考え始めるきっかけは、たいてい次のどれかです。
- 保守を断られた――今の開発会社に「自社で作ったものではないので保守できない」と言われた。
- 急に値上げされた――保守費が大きく上がり、内容に見合わないと感じている。
- 連絡が取れない・遅い――障害が起きても何日も返事が来ない。多重下請けで、実際に作った会社にたどり着けない。
- 担当者がいなくなった――作った担当者が退職・廃業し、システムが宙に浮いている。
いずれも「システムが悪い」のではなく、保守してくれる相手がいないという状態です。だからこそ、引き継いでくれる会社を見つけられれば解決します。
なぜ他社は保守の引き継ぎを断るのか
そもそも、他社が作ったシステムの保守を引き受けたがる会社は多くありません。理由はシンプルで、他人が書いたコードの保守はリスクが高いからです。中身を把握しないまま引き受けると、想定外の不具合や責任範囲のトラブルにつながりかねません。ドキュメントが残っていなかったり、作りが特殊だったりすればなおさらです。
つまり「引き受けない会社が多い」のは、引き継ぎに必要な解析力と体制を持つ会社が少ないことの裏返しでもあります。このあたりの背景は既存システムの保守を別会社に移管する場合の注意点でも詳しく書いています。
引き継げるシステムの「条件」
では、どんなシステムなら引き継げるのか。引き継ぎ可否を分けるのは、おもに次の5つです。手元の状況をチェックしてみてください。
ポイントは、これらが全部揃っていなくても引き継ぎは可能だということです。理想はソースコードもドキュメントも揃っていることですが、現実にはどちらも怪しい、というケースの方が多いくらいです。
条件が揃っていなくても、諦めなくていい
「ソースがあるか分からない」「ドキュメントなんて無い」「何の言語で作られているかも知らない」――そういう状態でも、引き継ぎは諦める必要はありません。他社が開発したシステムの解析と保守は、アクシアの得意分野だからです。
アクシアは下請けに出さない自社一貫体制で、エンジニアが実際にシステムを解析し、構造を把握したうえで保守・運用の体制を組みます。だからこそ、他社に断られたシステムでも引き継いでこられました。近年はシステムの解析にAIも活用し、対応できる言語の幅と調査のスピードはさらに広がっています。実際に、保守移管サービスでは他社開発システムの引き継ぎを30社以上手がけてきました。
1人に任せきりにしない──保守は必ずチームで
引き継ぎで見落とされがちですが、「誰が保守するか」と同じくらい「どんな体制で保守するか」が大切です。せっかく引き継いでも、また特定の1人に依存する形では、その人が辞めたり休んだりした瞬間に同じ問題が再発してしまいます。
アクシアは、1人のエンジニアだけに任せきりにすることはありません。保守・運用は必ず複数人のチームで対応します。担当者が休みの日でもチームの誰かが対応でき、人の入れ替わりがあっても保守が止まることはありません。もちろんアクシアでも退職する社員はいますが、常にチームで体制を組んでいるため、「その人がいないと何もできない」という状態を作らないのが私たちのやり方です。
実際これまでにも、「外注先の開発会社の担当者が退職して、保守を続けてもらえなくなった」「社内のエンジニアが保守してきたが、退職して対応できる人がいなくなった」というご相談を何度もいただいてきました。冒頭で挙げた「担当者がいなくなった」という状況は、まさにこの属人化が原因です。引き継ぎ先を選ぶときは、その会社が属人化せず、チームで保守できる体制かどうかもあわせて確認することをおすすめします。
引き継ぎ(保守移管)はどう進むのか
引き継ぎは、おおまかに「現状の確認・解析 → 引き継ぎ範囲と体制の決定 → 保守運用の開始」という流れで進みます。必要になる情報や具体的なステップは、次の記事で詳しく解説しています。
- 保守移管の流れについて――アクシアでの引き継ぎの進め方
- システム引き継ぎ時のポイントは?――引き継ぎ時に必要な情報と注意点
- システム保守・運用とは?保守の重要性について――そもそも保守とは何をするのか
まとめ
他社が作ったシステムでも、保守は引き継げます。ソースコードやドキュメントが完璧に揃っていなくても、解析して引き継ぐ体制がある会社を選べば道は開けます。「保守を断られた」「今の保守に不満がある」――そんなときは、抱え込む前に一度ご相談ください。現状をうかがったうえで、引き継ぎが可能かどうかを率直にお答えします。
