ブラック企業から抜け出すための対処法


ブラック企業の話題を聞かない日はないというくらいにブラック企業の問題が社会問題化されました。就職活動に行くと「徹夜や休日出勤できないような人間はうちはいらない」と豪語する企業があふれていた一昔前では考えられなかったことです。

私自身も学生時代、企業説明会で「みんな仕事を終えるのは平均して0時から1時くらいです」という企業があったので、「その時間だと帰宅する電車がないのですがどうすればいいですか」と聞いてみたら「あなたのようなやる気の人はうちには来てもらわなくていい」と言われて悲しみに明け暮れた経験があります。

そんなブラックな会社から早く抜け出したいと願っている人達は世の中たくさんいると思いますが、中々今の環境から抜け出せずに苦しみ続けている人もまだまだ多いようです。ブラック企業から抜け出せない事情は様々だと思いますが、どんな事情にせよ誰かが助けてくれることを待っていてはいつまでたっても現状が変わることはないので、他力本願ではなく自分から行動するという視点でブラック企業から抜け出すための対処法をまとめてみました。

自分の商品価値を高めて企業から選ばれる存在になる

昨日こんなツイートをしました。

もうこのツイートに書かれている通りなのですが、結論からすると勉強するなり資格取るなりして自分の商品価値を高めることが王道です。これを聞いて「なんだよそんな話は聞きたくない」と努力することから逃げてはいけません。企業が労働者から選ばれる存在であるように、労働者もまた企業から選ばれる存在であるからです。有能な人ほど競争原理によって良い会社を選択できる可能性が高まることは当たり前のことです。

この「自分の商品価値を高める努力をする」ことから逃げてしまっている人はたくさんいると思いますが、世の中の全ての企業がホワイト企業ではない現状がある以上、まともな労働環境の企業で働けることを希望するのであれば、自分が選ばれるための何らかの対策を考えないとダメです。黙っていてもどこかから白馬の王子様のように自分を救ってくれる企業が現れるなんてことはまずありません。

国がブラック企業対策を実施すべきだという意見は正しいのですが、それを待っていたらいつになるのかわかりません。自分で行動し、現状を変えていくためにはどうすれば良のかを考えた方が早いでしょう。

自分のスキルアップを怠らなかった人達というのは良い条件の会社を選び放題です。今からでも遅くはありませんので自分の選択肢の幅を広げていくためにも、ブラック企業から抜け出したい人はスキルアップすることを考えましょう。

まずはスキルアップのための時間を確保する

長時間労働だけがブラック企業の要因ではありませんが、ブラック企業というものは長時間労働であることが一般的です。毎日残業、毎週休日出勤のような状態ではスキルアップのための時間などとても確保できないという人もいるでしょう。まずはこの状態を解消してスキルアップのための時間を確保するところがスタートです。

私ならまず最初にブラック企業を辞めます。ブラック企業を辞めて自分で自由に使える時間を確保することが最初に行うべきことです。そして貯金や失業保険で生活できる間に徹底的に自分のスキルを磨きます。あるいは全くの無職という状態が不安なのであれば、残業がなくて自分の時間を確保できることを最優先にしてアルバイトの仕事を探します。

東京であれば最近は飲食店の時給も1000円以上のところがほとんどです。私がよく行く松屋ではお昼の時給が1100円くらいで募集していたと思います。正社員でも最低時給すれすれの条件の会社はたくさんありますので、そういう条件と比較すると時給1000円以上という条件は悪くない条件です。このように総額ではなく時間あたりの金額で考えていくことも大事なことです。

手段は何でも構わないのですが、とにかくまずはスキルアップするために自分の時間を確保することを考えてください。スキルアップは自分に対する投資ですので、投資をしなければ今よりも条件の良い仕事を手に入れることがいつまでたってもできません。そうするともうジリ貧状態に陥ってしまいます。

お金も時間もなく八方塞がりの場合はどうすればいい?

まずはスキルアップのための時間を確保しましょうというツイートをしたところ、下記のようなご意見をいただきました。

このあたりのことが理由で今いるブラック企業から抜け出せずに困っている人はたくさんいることでしょう。ただし泣き寝入りしていても状況は良くならないので、何とかして良くしていく方法を考えていかねばなりません。

今いる仕事を続けながらスキルアップのための時間を確保することができないほど長時間残業が発生しているのであれば、たとえ最低時給であったとしても残業代でそれなりの収入は得られているはずです。その場合「貯金もできない」という点については見直す必要があります。貯金できるように支出を見直して、ブラック企業を抜け出す準備をするべきです。

一方で長時間残業は発生しているけど残業代は払われていないというケースもありえます。その場合ですとスキルアップのための時間を確保できない、かつ貯金も不可能という状態に陥ることはありえます。

その場合は未払い残業代の請求を行いましょう。今のご時世それを支援してくれるところはたくさんありますから、未払い残業代を払ってもらって当面の生活費を手に入れましょう。そうすればブラック企業を辞めてスキルアップのための時間を確保することができるはずです。

「自分でブラック企業を選んだお前が悪い」は間違い

そのブラック企業を選んで入社したのはお前なんだから全部お前が悪いというのは間違いです。人間という生き物は神様ではないので万能ではありません。間違いも犯しますしミスもします。間違ってブラック企業を選択してしまうことなど誰にでもありえることです。ブラック企業を選んでしまった人が悪いわけではありません。

だからと言ってブラック企業に搾取され続けながらいつまでも行動しなければ、今の現状が変わることはありません。ブラック企業が嫌なのであれば現状を変えられるように考えて行動するしかありません。

ブラック企業に間違って入ってしまったことは当人は悪くありませんが、いつまでも行動せずにブラック企業で働き続けていることは本人の責任も大きいです。間違っても構いませんが、間違ってしまったら是正するように行動しなければなりません。「いつまでも是正する行動をしないお前が悪い」と言われてしまっても致し方ない部分があるでしょう。

いつまでも社畜自慢をするだけでもなく、文句をいうだけでもなく、行動しましょう。

正常な判断能力を失っている人は周りが助けるしかない

ブラック企業の恐ろしいところの一つに、ブラック企業で働き続けると心身ともに疲弊してきて最後には正常な判断能力までも奪われてしまうことがあるという点です。周りの人間から見るとそれはブラックすぎてどう考えても異常事態としか思えないようなひどい環境だったとしても、そこで働いている本人からすると正常な判断能力が失われてしまっているため、異常事態を異常事態として認識できない可能性があります。

ここまできてしまうともうかなり危険な状態で、普通であれば「やばい」と思えるようなことにも何も感じなくなってしまう可能性があります。私自身にも毎月300時間も400時間も働き続けることによって、動悸や血尿という身体的症状が出ていたにも関わらず、「長時間仕事するより短時間サッカーやっている時の方がよっぽど疲れる」と意味のわからないことを言っていた時期がありました。

おかしいことをおかしいと認識できなくなってしまうと、ほっとくと最悪その人は死んでしまうかもしれません。そうなる前にブラック企業から逃げ出すことが大原則ですが、そうなってしまうと本人にはもうどうしようもなくなってしまっている可能性がありますので、幸いにも周りにいる人達で異常事態に気づいてあげられた人がいた場合、迷わず「それ、異常だよ」と現状を教えてあげるようにしましょう。

まとめ

ブラック企業から抜け出すための基本は、自分の商品価値を高めて良い会社を選べる転職の選択肢をできる限り増やすことです。

十分な時間確保 → スキルアップ → 転職機会を増やす → より良い企業に転職

このシンプルで当たり前の流れが大切です。黙っていても良い会社に選んでもらえることなんてないですよ。

ちなみにブラック企業ってどう思いますか?とAIに聞いてみたら的確な答えが返ってきて笑いました。w

ブラック企業は人工知能から「企業を名乗る資格ない」とジャッジされる時代になってきたようです。